『テイラー・ファミリーに咲いた一輪の花。
女性らしい感性、ヴォーカリストとしての才能が数多くのミュージシャンの強力なサポートの元、
開花したデビュー作。』
これだけの曲を集め、これだけのミュージシャンをも集めれたのも
ピーター・アッシャーの手腕でしょう。
自作の曲はなく、キャロル・キング2曲、兄ジェイムズ2曲、エルトン・ジョン2曲、
弟リヴィングストン1曲、ロッド・スチュワートの持ち唄1曲、その他、といった内容で、
アルバム・タイトルにも「SISTER」を冠してます。
ジェイムズやリヴィングストンとの類似性はなく、シンガーとしてもまだ個性を充分発揮できていない
といったところでしょうか。
「Ballad Of A Well Known Gun」や「Look At Granny Run,Run」
のようなR&B風のアレンジのナンバーではちょっとだけ生き生きしてます。
参加ミュージシャンはJ.T.をはじめ、キャロル・キング、ダニー・クーチ、ラス・カンケル、
リンダ・ロンシュタッド、バーニー・リードン、J.D.サウザーらそうそうたるメンバーです。