『ジャズ界のディーバ、グラミー賞受賞で名実ともにNO.1ヴォーカルの地位を築いた
カサンドラの華麗なる足跡。ブルーノート・レーベル移籍第一弾!』
一曲目の「You Don't Know What Love Is」、このスタンダードをアコギの伴奏だけで唄ってしまう...。
そして2曲目がロバジョンの「Come On In My Kitchen」、
「この曲をやるか?本当にブルーノート?」と嬉しいやら戸惑うやら。
おまけに「Hellhound On My Trail」までも。もう言うことなし!
彼女のルーツは、ギターの弾き語りでブルーズ・クラシックを唄ったりする一方で、
本作でも取り上げているジョニ・ミッチェルやヴァン・モリスンなどのポピュラー・ミュージックも
唄ったりしていたそうで、納得。
しかし以前のアルバムではジャズもしっかり唄える人で、
本作以降も色んな楽曲を取り入れる楽しみなシンガーです。
オリジナルのタイトル曲は、彼女の低音域(サラ・ヴォーンを想わせる)と、
ペダル・スティールのコントラストが面白い曲で、後半フィドルもからんできて、
また「チーン」とか「シャラシャラ」という打楽器の使い方も面白く、好きなトラックです。