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 「BLUE LIGHT TILL DAWN」     1993

 『ジャズ界のディーバ、グラミー賞受賞で名実ともにNO.1ヴォーカルの地位を築いた
カサンドラの華麗なる足跡。ブルーノート・レーベル移籍第一弾!』

 一曲目の「You Don't Know What Love Is」、このスタンダードをアコギの伴奏だけで唄ってしまう...。
そして2曲目がロバジョンの「Come On In My Kitchen」、
「この曲をやるか?本当にブルーノート?」と嬉しいやら戸惑うやら。
おまけに「Hellhound On My Trail」までも。もう言うことなし!

 彼女のルーツは、ギターの弾き語りでブルーズ・クラシックを唄ったりする一方で、
本作でも取り上げているジョニ・ミッチェルやヴァン・モリスンなどのポピュラー・ミュージックも
唄ったりしていたそうで、納得。
しかし以前のアルバムではジャズもしっかり唄える人で、
本作以降も色んな楽曲を取り入れる楽しみなシンガーです。

 オリジナルのタイトル曲は、彼女の低音域(サラ・ヴォーンを想わせる)と、
ペダル・スティールのコントラストが面白い曲で、後半フィドルもからんできて、
また「チーン」とか「シャラシャラ」という打楽器の使い方も面白く、好きなトラックです。