「All Your Love」「Hide Away」「What'd I Say」など名演揃いのアルバムです。
この時E.C.は21才、上手すぎ!ただ、フレーズがきれいすぎて何かモノ足りない印象でした。
案の定、70年代になってからオーティス・ラッシュやフレディ・キングのオリジナル・ヴァージョンに接してぶっ飛んだのを記憶してます。
A-5「Double Crossing Time」はメイオールのヴォーカルと、
珍しくタメの効いたクラプトンのギターが聴きモノ。
他にB-3「Have You Heard」あたりのヴォーカルはゾクッときませんか?
(けっこうメイオールのヴォーカルに拒否反応を示す人もいるんですよね)
このアルバム、日本ではなにかとE.C.の参加ばかりがクローズアップされてましたが、
メイオールのブリティッシュ・ジャズとブルーズを結びつけた功績は大きく、
後に数多くのミュージシャンを輩出するメイオール・スクールの校長先生です。
(そういう部分ではアート・ブレイキーにも通じるか)
本作にもE.C.の他に、ジョン・マクヴィー(F.マック)ジョニー・アーモンド(マーク&アーモンド、本盤の解説では「ジョン・アルモンド」となってます)などが参加してます。
E.C.はレスポールをマーシャルにつないで音を歪ませてます。
「Rumblin' On My Mind」でのヴォーカルは(?)です。今とそんなに変わりません。
borninさんがお持ちの「All Your Love」のシングル盤はかなり貴重なブツでは?