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 「NICOLA」     1967

 『フォークの概念を超越し新たなる地平を切り開いたソロ4作目。
大胆にもオーケストラやストリングスを導入することによって
革新的なサウンドを構築した意欲作。』

 オーケストラを導入した異色作です。「Woe Is Love, My Dear」
などはその筆頭で、ピッコロ・トランペットはビートルズの「ペニーレーン」
を想わせます。このあたりは何か異様な雰囲気です。タイトル曲のような
ストリングスの使い方であればまったく違和感はないのですが...。

 もう一つの新しい試みは「A Little Sweet Sunshine」のように
自らエレクトリック・ギターを弾き、ヴォーカルをオーヴァーダブしている
点でしょう。しかしここでのブラスも耳障りといえば耳障り?

 「Come Back Baby」のようなブルーズも唄われており、トータルな
まとまり感という意味ではかなりバラけた内容になっているような気が
します。

 しかし、なぜ歌詞をつけてくれないのかねぇ。