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 「PARADISE AND LUNCH」     1974

 皆様、明けましておめでとうございます。
 といっても私はまったく「お正月気分」といったものがないのですが...

 本年の「初皿」はRYの「PARADISE & LUNCH」の大皿(LP)と
POGUESの「THE ULTIMATE COLLECTION」の小皿(CD)です。

 POGUESはまた別の機会に書くとして、この「PARADISE AND LUNCH」は
大好きな「CHICKEN SKIN MUSIC」の前作ということで、改めて聴いてみました。

 この作品から少しずつメキシカン・テイストを表現し、次作「CHICKEN SKIN MUSIC」
では、フラーコ・ヒメネスやギャビー・パヒヌイらを迎え、テックス・メックス&ハワイアンの
チャンプルーが開花します。

 A-4「Jesus On The Mainline」でのボビー・キングらのゴスペル隊による
コーラスや、B-3「Mexican Divorce」のマリンバやパーカッションがどことなく
メキシカンを想わせます。(本人はまだそれほど意識していないのかも知れませんが)

 そして、ライの十八番「Ditty Wah Ditty」ではジャズ・ピアニストのアール・ハインズ(意外!)
を迎え、ライのアコギに呼応するように軽やかにジャジーなフレーズを奏でてます。

 本作収録後、本格的にテックス・メックスを研究し、名作「CHICKEN SKIN MUSIC」が
産まれます。