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 「WATER FROM THE WELLS OF HOME」     1988

 キャッシュのジャマイカの別荘のX'MASパーティにマッカートニー夫妻が訪れ、
そこでセッションしたのが、「New Moon Over Jamaica」で、
翌年英国で、レコーディングしたトラックを活かすために、
他にもエヴァリー・ブラザーズやエミルゥ・ハリス、ウェイロン・ジェニングス、
ハンク・ウィリアムス・Jr.、グレン・キャンベルなどを集め作られたのが本作です。

 さて目玉の「New Moon Over Jamaica」はトム・T・ホールの昔のヒット曲で、
話題性以外のものは特に感じられませんでした。
ま、ポールがカントリーを唄うということ自体が大きな話題でしょう。

 他に、ロイ・エイカフの作品「As Long As I Live」と
「Sweeter Than The Flowers」にはエミルゥ・ハリスが参加し、華やかな仕上がりとなってます。
また息子のジョン・カーター・キャッシュとデュエットした、
J.J.ケールの「Call Me The Breeze」も1オクターブ下のユニゾンをつける父親と
息がピッタリです。

 アルバム・タイトルは、カントリー・クラシックにコマーシャルな新しいサウンドを施し、
あたかも新曲のように甦らせたり、新曲が古い曲のようにアレンジされ郷愁を呼ぶ、
まさに「尽きることなく湧き出る恵みの水」(WATER FROM THE WELLS OF HOME)から
由来してるそうです。
もちろんタイトル曲は親子で唄われてます。