彼らの3rdアルバムです。
1969年10月10日、KING CRIMSONの歴史的デヴュー作と同じ日に発売されたそうです。
今回久々にLPを引っ張り出して気づいたのは、バート・ヤンシュは昔も今も
基本的には変わらないが、ジョン・レンボーンは日々進化しているということです。
バートのほうが玄人受けしますが、なんのなんの、ここでのジョンも捨てがたいです。
「Lyke Wake Dirge」でのアレンジ(古い宗教歌)といい、
「Sally Go Round The Roses」でのギター・ソロといい、なかなかのものです。
この後、ジョンはシタールを多用したり(本作でも2曲でシタールをプレイしている)、
タブラを起用したり、古典音楽を取り入れたり、トラッドに対する新しい切り口を開こうとするのす。
本作は「TRAIN SONG」というタイトルになる予定でしたが、
ジャケット・フォトが間に合わず、急遽、Royal Albert Hallのステージ写真を使い
「BASKET OF LIGHT」というタイトルに差し替えられたそうです。
B面ラストの「House Carpenter」、左チャンネルにバートのバンジョー、
右チャンネルにジョンのシタールという妙な取り合わせ(最初で最後の)です。