『成熟した男の精気、奔放な力強さを秘めたエンターティナー、トム・ウェイツ。
'80年代の活動を集約したベスト・ライヴCD!』
トム主演の同名映画(主役はのちろんフランク)のサントラです。
未発表曲数曲とスタジオ新曲1曲を含みます。
オープニングの「16 Shells」でのマーク・リボーのギターは、
スタジオ・ヴァージョンのフレッド・タケットのそれよりも激しくスリリングです。
スタジオ新曲の「Falling Down」、ホリー・コールもカヴァーしてましたが、
ホリーの美しい声とは違い、トムの声、でもメロディの美しさとトムのしわがれ声のコントラストが
美味(?)です。そして「Train Song」「Johnsburg,Illinois」「Ruby's Arms」、
久しぶりにピアノの弾き語りです。いやぁ、このスタイル、本当に懐かしいです。
70年代のライヴはピアノを弾きながら語りをはさんだり、
ポケットから紙を出して詩を朗読したりしてましたが、本作では客とのやりとりとか、
客の反応とかがイマイチよくわからず、是非、映画を観てみたいものです。
唯一「Train Song」の冒頭で客を笑わせているのが収録されてます。けっこうウケてます。