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 1977

 『名ギタリスト、ジョン・レンボーンがペンタングル解散後結成の5人編成のグループによる
75年制作のアルバム。ペンタングルより、ジャキー・マクシーが参加。日本初紹介のLP。』

 タスキには75年制作とありますが、77年だと思われます。
ジャッキー・マクシーをそのままペンタングルから引っ張り、フルート奏者とタブラ奏者、
そして女性フィドラー(のちの奥様)を加えたバンドは、
タブラーという新しい試みが当時かなり不評だったそうです。

 A-1「Black Waterside」はツェッペリンもカヴァーしたトラッドで、
バート・ヤンシュもギター・ソロとかでやってました。
ジョンのヴァージョンは、ジャッキーのヴォーカルを得て、よりトラッドに。
そして有名な「John Barleycorn」は男女混声ヴォーカル・ヴァージョンでよくできてます。

 本作では、ギタリストとしてのジョンの露出度が少なく、またタブラも不要だったかも。
しかしジャッキーの透明感のあるヴォーカルによってペンタングルを引き継いでるようです。
今回もジョンのブルーズは無しですが、ここ数作、中世音楽が続いていたので
久しぶりの歌物でホッとしました。