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 「U.K.(憂国の四士)」     1978

 『ジョン・ウェットン、ビル・ブラフォード、エディ・ジョブソン、
それにアラン・ホールズワースからなるU.K.はキング・クリムゾンの全てを美事に吸収し、
大きな花をここに咲かせる』

 いわゆる「スーパー・グループ」ですが、最初からパーマネントな活動をすることを目的とは
してなかったのではないでしょうか。

 A-1「In The Dead Of Night」~A-2「By The Light Of Day」、
激しい夜ともの悲しい昼の対比が面白いです。
A-4「30YEARS」でのアランのギターはそこいらのプログレ・ギタリストとは
明らかに一線を画している、というか、新たな発展性を秘めたギタリストです。
本作でも彼が曲作りに参加したB-3「Nevermore」でのアコギ・プレイや
間奏でのキーボードとの掛け合いにはゾクッとさせられるものがあるし、
続くB-4「Mental Medication」も素晴らしい楽曲に仕上がってます。

 キング・クリムゾンの影響というか、影がチラチラ見えますが、
アランがいるからこそ、それを消化し、より発展性のあるプログレ・サウンドを
確立することができたのではないか、と思います。