ファースト「JOHN RENBOURN」、2nd「ANOTHER MONDAY」は
ジョンのルーツであるブルーズをベースに展開されてきましたが、
本作では、そのブルージーな雰囲気は薄くなり、古典音楽を含むトラッド色の強い
インスト・アルバムになってます。
ジョンのブルーズ・フィーリングを堪能できるのは「Transfusion」「Fourty Eight」くらいで、
ボトルネック・プレイも今回はなしです。
逆にフルートとからむ「White Fishes」でのジャズ・エッセンスや、
後のシタール導入を示唆するような「Seven Up」など新しい展開もみられます。
本作以降はペンタングルの活動とダブり、音楽的な変化もかなりみられます。