『ウォー最大のヒット・アルバム。
狂おしいばかりに展開するステージ。
地上最強のバンドの本領はライヴで!』
イントロダクションに続くA-2「Sun Oh Son」のサウンドは
当時かなり新鮮に聞こえたものです。
イントロのリー・オスカーのハーモニカ、そしてフルートとコーラス、
これは今までのソウルやポップとは違うぞ!
そしてA-3「The Cisco Kid」、これが聴きたくてこの2枚組LPを買ったようなものです。
力強いリズムとワウの効いたリズム・ギターにシンプルなメロディの繰り返し、
たったこれだけでファンキーに聞こえるのですから。
そしてB面を全部使った「Slippin' Into Darkness」では
哀愁を帯びたハーモニカのイントロに続くレゲエのリズム、
同じくD面を全部使った「Get Down」、ベース、ドラムのリズム・セクションがしっかりしてて、
控えめのギター、キーボード、管の中でのリー・オスカーの役割は目立たないけど
バンド・サウンドを引き締める役目を果たしてます。
当時、ブルーズ系以外はほとんど買わなかった、数少ないブラック系のレコードでした。