イメージ 1

 「BLUE VALENTINE」     1978

 『ジャジーな香りに包まれた都会の夜。
トムのモノローグで演出された都会の夜。
僕はノスタルジックじゃない、センチメンタルなんだ。-トム・ウェイツ』

 アナログ盤のジャケ裏の写真と見開きの内側の写真の女性は
当時三角関係にあったリッキー・リー・ジョーンズという説も...。

 A-1「Somewhere」は「SMALL CHANGE」や「FOREIGN AFFAIRS」の
ジャジー路線を踏襲してますが、次作「HEARTATTACK AND VINE」での
バンド・サウンドへの過渡期と思わせるようなサウンドもいくつか見られます。
A-3「Christmas Card From A Hooker In Minneapolis」、
A-5「29.00法廖■臓檻院Wrong Side Of The Road」などでの
ブルージーな展開も新しい魅力の一つでしょう。

 本作での聴きものの一つは、B-5「Blue Valentine」、
トムとレイ・クロフォードの2本のエレクトリック・ギターだけを伴奏に歌った
ブルージーなバラードでしょう。
「彼女が送ってくるブルー・ヴァレンタインが俺を苦しめる...」という切ない(?)歌です。