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 「JOHN RENBOURN」     1965

 『ジョン・レンボーンのソロ第1作。
カウンター・ポイント奏法、ボトルネック奏法などあますところなく才能を発揮する
フォーク・ギター待望の名作復活!』

 ペンタングルのもうひとりのギタリストの1stソロ。
後の僚友バート・ヤンシュも2曲で参加してます。

 トラッド色は希薄で、どちらかというとブルーズをベースにしているようなところが感じられます。
A-7「Louisiana Blues」、B-5「Motherless Children」などボトルネックを駆使して
芸の細かさをアピールしてます。

 また本作を語る時に必ず話題に上がるのがB-1「Train Tune」で、
蒸気機関車の走る様をギター一本で表現した力作です。
こんなことを軽くやってのける人なんです。
後にペンタングルの活動を通じ、古典音楽をとりあげたり、
またエレクトリック・ギターやシタールなどを導入したり、
いろいろ新しい試みにチャレンジして行くジョンですが、
私的には彼の原点である「ブルーズ」に根ざした「素の音」を感じる本作が好きです。