「どうしたんだい?こんなときゃ、トムの歌でも聞きに出かけるといいさ。
そう、君もバーボン片手に気楽に聞けばいい。なぁに、あの古びたクラブに行けば奴に会えるさ......
トム・ウェイツ第3作。」
2枚組ライヴでスタジオ・ライヴです。
ナイトクラブで唄うトムというシチュエーションで、
バックはクァルテット編成のジャズ・コンボです。
この頃は、ステージ上でポケットからクシャクシャの紙をとりだしそれを読み上げるという、
まさに「酔いどれ詩人」風のセットが多かったそうで、
この2枚組でも語りのような部分で客を笑わせてますが、
何がおかしくて笑っているのか私にはわかりませんが、
クァルテットをバックにジャジーに歌い上げるトムの姿が目に浮かぶようです。
ライヴ・アルバムとはいえ、未発表曲中心なので「Nobody」でホッとします。
(デビュー前のデモテープ集に収録されていた)