ペンタングルの後期作品「REFLECTION」や「SOLOMON'S SEAL」は、
もはやバンドとして結束力がほとんどなくバラバラ状態で作られた作品で、
ちょうどその頃ペンタングルの活動と並行して作られたソロ・アルバムです。
今回はジョンやペンタングルのリズム隊の参加もなしの、文字通りのソロ・アルバムです。
今回は弾き語りのため、ギターのアタックは弱めです。
タイトル曲のようなトラッドや自作のもの、あるいは古典音楽風のインストなどが
バランスよく収められています。
バートのヴォーカルがどちらかというと一本調子な分、インスト曲の旋律の美しさが際立ちます。