もし、このコンサートにホーン隊の参加がなかったら...と考えることがあります。
デヴュー当初のコンサートは「自分たちのレコードの完全な複製品を披露していた」そうで、
あまり評判が良くなかったこともあったそうです。
このアルバムのA-1「Don't Do It」を聴くだけでもホーンは大正解と言えるでしょう。
ホーンに触発され、ロビーもエキサイティングなギターを弾いてます。
相乗効果の産物でしょう。
そして私にとってこのアルバムの最大の存在価値は、
C-3「Unfaithful Servant」でのロビーの「ハーモニックス・パキパキ・ギター」です。
エンディングで数十秒しか披露されてませんが、一聴でロビー・ロバートソンとわかる奏法です。
70年代のライヴ・アルバムを代表する一枚でしょう。