いかにも「CTIサウンド」というアルバムです。当然、賛否両論です。
デイヴ・グルーシン、ウィル・リー、ジョージ・ムラーツ、スティーヴ・ガッド、
エリック・ゲイル、そしてジェレミー・スタイグ等、錚々たるメンバーです。
この時期はどのレーベルからリリースされようと、アートのフリューゲル・ホーンはオンリー・ワンでしょう。
でも何故CTIなのでしょうか?これも時代の流れだったのでしょうか?
翌年の「BIG BLUES」は同じCTIでもかなり趣が違うのですが...
ジェレミー・スタイグのフルートが聴けるだけでも「良し」としましょうか。
アート・ファーマーやフレディ・ハバード、スタンリー・タレンタインなどは
このCTIにてかなりファン層を拡大したことでしょう。
アート・ファーマーの持ち味である「知的でウォームな音」という面では
B-2「Petite Belle」が筆頭でしょう。
ウォームな面とクールな面を持ち合わせる人です。