この72年から名称が「BLUES FESTIVAL」から「BLUES & JAZZ FESTIVAL」に変わったそうです。
この2枚組LPはブルーズのステージがほとんどです。(CJQ、Dr.ジョン、サン・ラ等も収録されてますが)
レコード収録分以外にもR.Jr.ロックウッド、ライトニン・スリム、マイルス・デイヴィス、
アーチー・シェップ等が出演したそうです。
かなりロックっぽいハウンドドッグ・テイラー、大迫力のココ・テイラー、
ボビー・ブランドのステージではDr.ジョンがギターを担当、
そしてDr.ジョンの「ギルデッド・スプリンターズ」、当時このレコードで初めてDr.ジョンを聴いたのですが、
かなりのインパクトでした。(この頃の映像を是非観てみたい)
弱冠22歳のボニー・レイットもナショナル・スティールの弾き語りではまばらな拍手でしたが、
シッピー・ウォーレスのデュエット(ギターのみ)では拍手喝采でした。
(シッピー・ウォーレスへの拍手かな?)
そしてハウリン・ウルフの「ハイウェイ49」、ハーモニカにヴォーカル、大迫力です。
バックの演奏もなかなか安定してます。まさに円熟の境地でしょう。
マディ・ウォーターズの「ハニー・ビー」と並んで本LPの目玉でしょう。
その他、フレディ・キング、ルーサー・アリスン、ジョニー・シャインズ、オーティス・ラッシュ等好演揃いです。
私的にはジャズロックのようなCJQとサン・ラをはずしてもっとブルーズメンのステージを
フィーチャーして欲しかったです。
今回この会場を「オーティス・スパン記念広場」と名付けられ奥方のルシール・スパンが
「デディケイティッド・トゥ・オーティス」を歌い上げます。
さすがゴスペル・シンガー、これがまた大迫力のシャウトです。
余談ですが、オーティス・ラッシュのバックでジミー・ドーキンスがギターを弾いてますが、
クレジットにはJimmy 'Fast finger' Dawkinsとなってます。(ホントにfast finger?)