昨夜、9時過ぎには床に着いたものの・・・朝、4時半、目覚まし時計⏰で叩き起こされ😳
大急ぎで、茶会用の地模様のある色無地着物に、祖母（曽祖母？）の丸帯を名古屋に仕立て直したクラッシックな帯を締めて、車に飛び乗ります。
京都の『建仁寺・四頭茶会』へ、阪急梅田駅で朝7時20分に社中のお若いお二人と待ち合わせ。
さすがに、朝8時台の京都は人影無し。醜い電信柱とその電線
それにしても、30代40代の娘達の早足（本席の順番を取るために）に73歳の私が追い付くはずも無く、最初は小走りにお二人を追いかけていましたが・・・身長差15センチもある足長さんに追いつけるわけもなく、途中諦め・・・
置いてけぼり
すれ違うのは、ノースリーブ、半ズボン姿の海外からの観光客のみ。懐かしい・・・夫と来た美しいお庭が沢山ある大きなお寺。
到着後すぐに、先ずは本日のメイン・イベント『四頭本席』の順番を取ります。未だ8時台なのに・・・11時40分のお席が取れた次第。その他お席は、点心席も含めて全部で6席。
本席待ち時間の間に、奥から攻める事に。
先ずは、一番奥の霊洞院・トーゼンながら表千家の堀内宗匠『長生庵・薄茶席』へ。お茶会では塔頭の中まで入れるのが魅力です。
その美しさたるや・・・新緑と輝かんばかりの木々の新芽が美しいお庭でした
得度されたばかりの坊主頭になっておられた、堀内宗完先生のご案内で、風炉点前の丁寧な説明と本格的なお席入りをさせて頂きました。
次のお席入りは、広い塔頭の中を移動するのが大変なので、少し時間は早いのですが・・・その横の『本坊 大書院 禅居庵』にて『点心席』 にお席入り、11時前でしたが、お昼ご飯を先に頂きます。
素晴らしい庭園を観ながら、お坊さんの素晴らしい所作のある作法で頂く、この食事（精進料理）だけでも・・・1万円以上はすると思います。
塩味が・・・あるかないかの微妙な味付けなので、素材が生きますねぇ〜
最後の『香のもの』が締め（シメ）として際立ちます。
お料理は、堀川筋の精進料理『矢尾治』こんな美しい塔頭のお庭の見える座敷で頂けるなんて・・・そりゃお高いでしょう🤣
3席目は、大書院お隣の『久昌院』の『裏千家・方圓庵』へお席入り・・・
お待合所のお部屋から、輝くばかりの美しい新緑の風景が素晴らしかったです。
ココは何故かガラガラ。終日混んでいないご様子でした。同じ薄茶席でしたが、男性のみでお点前もお運びもされていて、サッサと進んで行き、後見に当たられた金澤宗維社中の方のご説明も、仰々しくはしたくない、との意図がおありの様でした。
同じ人数をこなされたと思いますが、お菓子も大鉢に20個程沢山入れて、お取り回し。お席入りの時間も短く・・・お若いお点前の方（男性）が、はにかむ様な所作で、お茶を立てて居られるのが心に残りました。
裏千家の本来の趣旨からすると・・・この古式ゆかしい伝統に則った『四頭茶会』の仰々しさに・・・と言った内容の様にも聞こえました。
さて、いよいよ『大本山・大方丈』での古式ゆかしい『四頭本席』にお席入りです
ここは立礼式です。
四方に分かれた其々の客人（私達）に大勢の僧侶が大天目に乗せたお茶碗で、『特上の賓客』として迎え入れ、独特の作法で私の手の上で、薄茶を立てて下さいます。
勿論主菓子と干菓子も春慶塗りの『縁高』入れて、一人一人にもてなされます。
お庭も美しい。
それにしても・・・30代と40代の仲良しお二人。背が高く足のリーチも世代も違う彼女達の早足について行くのは大変でした
次は、お煎茶席です。遠い昔、八代市の松浜軒で何度か体験したことがあります。
両足院のシンプルで美しい庭。
最後のお番茶席では、祇園辻利の『焙じ茶』を開山堂（旧護国院）前にセッティングされている野点用椅子で美味しく頂きます。
開山堂の、すごい『楼門』と思いきや、1階に屋根がある場合は、『二重門』と言うらしいです。
立派な建物。ココは霊場の様でした。
建仁寺の四頭大茶会のお茶人達は、ほぼ90%以上の方々が『色無地の着物』でした。流石でございます。
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お若い方達（社中では姉弟子になる）が、今話題の指定席阪急京都線をスマホで、チャチャっと予約してくださり、初利用（➕500円）する事に。
阪急『プライベース・車両』コンシェルジュが梅田まで付いてくださいます
私は右端一人席だったので、快適でした。
500円でこんなにゆったりと、早朝からお疲れの京都から帰宅出来るなんて・・・ナイスチョイスでした👍
帰りの『宝塚阪急』で、『阪神名物イカ焼き』をゲット昼間超ご馳走の懐石料理だったので、夕ご飯はコレにしました
最後の最後まで、盛りだくさんの素晴らしい一日で、やはり3万円の価値はありますね