初診の時、診察の最後に、
Drが、何か質問はありますか?と仰ったので、
生活上、何か気をつける事はありますか?
と伺いました。

Drの回答は、
「何もありません」
でした。


術前の検査後に、Drに悪性だと言われた時よりも、
病理検査の結果が出て、Stageが分かった時よりも、
この「何もありません」は、
とてもとてもショックでした。

まだ癌の疑いでも、例えば、食事制限や運動制限など、
その様なものが何かしらあるのだと思っていました。

身内に癌治療をしている者がいなかったから、本当に何も分からなかったのもあるけれど.....


「何もありません」と言われた瞬間、
なんだか突然、それまでの日常が遠く離れて、違う世界に来たようで、
何だか自分の体が違う生き物になったみたいで〜
よく分からないけど、
ただただ、ショックでした。

来月、10月になれば、
「何もありません」と言われた日から、
早いもので1年になります。

あの時を振り返ると、
ただただ、混乱していた、
そして、怖かった〜

毎日、一人になれば、卵巣癌について、検索していた事を思い出します。
この前の年に、ガラケーからスマホに変えたけど、使い方に慣れず、殆ど使っていなかったスマホが、まさか変更から1年後、
卵巣癌の検索で活躍するとは〜

スマホを手にはしゃいでいた、あの日の自分の耳元に、
病院行ってきな!来年大変な事になっているからと、
言ってあげたいえーん

癌治療がどんなもので、そもそも、治療しながら働けるのか?
それが検索の一番でした。

あの時は、死よりも、日常が変わる事の方が怖かった〜

それと、何と言っても💰

家のローンの事や治療期間の事、
あと、どのくらい生きられて、
その間の治療費がどれくらいなのかガーン
分からない事が怖かった〜

確かに人間ドックを受ける前、いくつか体調の変化を感じてはいたけれど、
生活に支障をきたす不調はなく、
気がかりと言えば、お腹のシコリだけ。
でも、痛いわけでもなく〜

日常生活で気をつける事が何もないのなら、
最期まで、癌になる前と同じ日常を送りたい。
それが、いろいろ考えて出した、
私の結論でした。

手術から18日目、仕事に復帰しました。




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