強さというものが
明確化されている
のにもかかわらず
強くならずに
ありのままで居続ける
負けようとも勝とうとも
違う
俺は好きって気持ちでやることに
やり甲斐を感じている
それ以上
後についてくるものに
左右されはしない
そして後についてくるだろう
目先にも
期待せず
ただひたすら
どーでもなんでもいいはずだ
そんな捨て身の生き方が
多くの運を呼ぶものだ
計画を立ててしまえば
限度が狭くなって
大きく羽を伸ばせない気持ちになってしまう
無計画ほど
楽しい生き方はない
だが
そんな生き方できないほど
一歩に重みを感じ始めるのは
年齢のせいか
いつまでもこうしてられないと
思いながら
その日その日を強く真っすぐな気持ちで生きてきた
だがストレートだけじゃ
勝てないと
わかりはじめて
捻くれた球を投げはじめたりした
真っすぐではない
カーブという
ふがいなさ
年を重ねるにつれ
目立ってゆく若き頃の自分
憧れや夢は
そればかりに向いている
負けても負けても
立ち向かう姿勢はカッコイイ
そして得た勝利に喜ぶ
それは絶大だった
強くなりつづけ
勝つことが当然とされ
挑戦される側に
もうあの時のような光は照らされない
勝つたびに
賢くなるたびに
大人になるたびに
星が一つずつ
消えてゆく