2014年06月_香港旅行記【その53】エピローグ(終) | 香港道楽 弐番館

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永遠のパートナー太之輔との香港旅行が、いつしか太子の両親も一緒の親子旅行に♪いつまでも全員元気で行けるといいナ♥プロフィール画像は太子と太子父のチェックイン風景です

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はい、というわけで今回もまたとても楽しく行ってまいりました!
まあとにかくね、事故もケガも病気もなく無事に帰って来られたのはなによりでしたよ。

両親を連れての香港、太子さんと太之輔二人で行くより、かなり自由度が削がれちゃうのは事実。でもレストランではいつもより品数を多く注文出来たりなど、四人だからこそのメリットだって決して少なくはないのです。
いつもとは違う顔ぶれだと、同じ場所でもまた違ったモノが見えてきたり―ということもありますしね。
「尖沙咀」のイスラムモスクに入ってみようなんて、これまで考えたこともなかったもんなぁ。

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荷物の置き忘れなどヒヤッとする事件もありました。大事に至らなかったのは幸いでしたが、両親は高齢なだけに、本来こうしたことは太子さんなり私なりがもっと気をつけてあげるべきでした。ちょっと対応がヌルかったか―と反省するところであります。

それにしても感心するのは、両親の海外対応力の高さ。これは前回の「第一回・香港親子旅行」で感じたことですが、今回も再認識。
元英語教師のお父さんはある程度英語が話せますから、まあ分かるとして、より「スゴイ」と思うのはお母さん。スーパーマーケットとかに行ってもほぼ日本語だけで買い物をしちゃうのです。

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ただでさえ公共交通機関の運賃が安い香港。高齢者(現地語では長者)はさらに優遇されています。
"Elder Octopus Card"という高齢者専用オクトパスカードを使った場合、地下鉄はどこまで乗っても一律2ドル。たとえば「尖沙咀~金鐘」のようにヴィクトリア湾の下を通る運賃が高めの区間※であっても2ドル!
(※通常の運賃は9.5ドル。オクトパスーカード使用の場合9.0ドル)
65歳以上なら、"Elder Octopus Card"を買わないと絶対に損です。
地下鉄以外の交通機関も高齢者の運賃は安く設定されています。
バスやトラムは約半額。フェリーにいたっては無料。
それと、感心するのは街の人々の高齢者への対応。
お母さんは地下鉄に乗ると、ほぼ100%の確率で席を譲ってもらっていましたよ。

さて今回の旅、とくに観光に主眼を置いていたわけではありません。
それでも「他の用事のついで」や「時間つぶし」などで観光スポット的な場所に幾つか行きました。中でも意外に(と言っては失礼ですが)両親に好評だったのは「黄大仙」。
あと、太子さんと太之輔にとっても非常に興味深かったのが「YHA美荷樓青年旅舍」に展示されている「美荷樓生活館」。オススメです。

飲食店については、お母さんは「どこも良かったわ」と言いつつも、とくに「翡翠拉麺小籠包」の印象が強く残ったようです。窓からのハーバービューが効いたのでしょうかね。

そうそう、そういえば。
じつはこの旅行の前、お母さんから下記三つのリクエストがあがっていたのです。
・「西貢」で海鮮料理を食べたい
・「ヨンキーでガチョウを食べたい
・「ゴンピン360」のゴンドラに乗りたい
「海鮮料理」と「ガチョウ」については、店は違うけど一応食べてもらうことが出来ましたら「半分実現」ということでお許しいただくとして、「ゴンピン360」は断念せざるを得ませんでした。スケジュール的に難しかったので。天気も悪かったし。
お母さんは「べつにかまわないわよ」と言ってくれましたが、帰国時、空港へと向かうエアポートエクスプレスが「東涌」を通過する際、車窓から遠くにゴンピンのゴンドラを認め、「まあ、あれなのね!」と、いかにも乗りたそう。多少無理してでも行けばよかったかなー。

買い物関連としては、お母さんがとくに今回「買いたい」と言っていたのが「乾物」と「レスポートサック(LeSportsac)のバッグ」。
いずれも無事にGet出来たのですが、それでも「まったく悔いはない」というわけにはいかないようで。
帰国後「やっぱりアレも買えばよかった。コレも買えばよかった」。

お父さんも、コマゴマとしたモノを色々と買うことが出来て喜んでおられましたが、「いくらなんでも予算が少なすぎた」と残念がることしきり。
「こんなに自分の気に入るものが香港で売られているとは思わなかった」と言うのです。
2011年の「第一回・香港親子旅行」において、骨董街などは見ているはずなのですが、今回はまた印象が違ったみたい。
「とにかく、これでよく分かった!」とお父さん。
「次は大金を用意して行く」そうです。

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ツアーコンダクターとしての役割を無事に果たし終えてた太子さん、たいへんご苦労様でした。
太子さんは「第一回・香港親子旅行」では両親を心配するあまり体調を崩すほどだったのですが、さすがに二回目ともなりますと「前回よりずっとラクだった」とのこと。
「かなりやり尽くせた」と言いますので、それは何より。
ワタクシ太之輔としても、骨董やキッチュなものが好きなお父さんを「深水埗」へ、お粥が好きなお母さんは「妹記」へ、ぜひお連れしたいと思っておりましたので、今回はそれらが完遂出来て大いに満足です。

今回は両親連れなので、お宿は無難なところを選びました。
プルデンシャル・ホテル」は正しいチョイスだったと思うのですが、前回利用した「ローズデールカオルーン」の個性が強かっただけに、太子さんと太之輔としては「プルデンシャルは普通過ぎてやや物足りない」というのが正直な感想。
最近、「ちょっとヘンなホテル」に目覚めてしまった私たちであります。

太子さんと両親の間では、「親子で香港に行くのは一年おき」と決められています。
なので「第三回・香港親子旅行」は2016年の予定。
現時点において、お父さんの年齢は80代前半、お母さんは70台後半。
いろいろと心配する太子さんですが、両親は行く気満々。私たちの顔を見る度に「次が楽しみ」と言ってくれます。
6月の香港は、やはり雨でした。お母さんは「思っていたほどじゃなかった」と言ってくれましたけど、どうせなら晴れているほうがいいに決まっています。
「第三回」は時期を考えないと

さてさて、最後の最後にダラダラと書き連ねてしまいました。
以上にて「2014.06版香港旅行記」は終了です。
長きにわたりお付き合いをいただきまして、まことにありがとうございました。

(太之輔)