長男を出産して3週間が経ちました。


しばらく住み込みの産褥アマさんに来てもらっていて、家事一般はお願いできるので


私のお仕事は Eat & Feed の毎日。





体力・気力も回復してきているし、


生活のペースもできてきたのでシンガポール出産レポートをぼちぼち書いてみます^^






シンガポールでは診察する産婦人科系クリニックは沢山あるけれど、


分娩施設のある病院は別になるので、各クリニックが提携している病院で出産という形。



日本人だと出産の病院は4パターン位かな。




①マウントエリザベス(クリニック:日本語のできる女医のM先生)


②ラッフルズ(クリニック:日系で先生は日本人)


③グレニーグルス(クリニック:ローカル 日系クリニックから通訳派遣も可)


④トムソンメディカルセンター(クリニック:ローカル)




このパターンだけではないと思いますが、これが周りで聞く主な感じで


日本語で診察が受けられるので特に①、②が多いかな?


どの病院でも、出産時は英語環境。 


(①、②は分娩時にクリニックの先生が来てくれるハズなので日本語で安心?)





私が知り合いに紹介されて選択したのは③のグレニーグルスでローカルの先生。 


日系の病院は通さなかったので、検診、検査、最後の分娩まで全部英語でした。




検診や検査の費用は、かかるクリニックで違うと思うので割愛しますが、


グレニーグルスでの出産時の情報を。




■出産時のグレニーグルスの2泊3日のパッケージ費用(税込)とお部屋



シンガポールは3日で病院を追い出されます^^;




★普通分娩(Vaginal Delivery)


シングルルーム:$3058

2ベッドルーム:$2041


★無痛分娩(Vaginal Delivery with Epi)


シングルルーム:$3471

2ベッドルーム:$2281


★帝王切開(Caesarean)


シングルルーム:$4925

2ベッドルーム:$3471



*この他にも最終的に色々かかるので後述で。




この他にもスイートルームがいくつかあって


とても払えるお値段ではありませんでした^^;




病院見学ツアーに参加した時に、スイートルームも見たけれど


特に他のお部屋と作りは変わりがなく、インテリアの材質が良いのと無駄に広い印象。


もちろん病院だからスイートでもバスタブがあるわけでもなく、シャワーのみ。


お食事は、産後(一日後かな)にコース料理が付いてたハズ。




こちらは予約したシングルルーム。

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予約はできるけれど、お部屋がもらえるかは当日の空き状況次第です。


シングルを予約して、空きがなくてアップグレードになってしまった場合は追加料金なし。




一般病棟で旦那ちゃんが手術をしたことがあるのだけれど、出産病棟と一般病棟の病室は


全然違います。 出産用のお部屋はとっても綺麗^^ ホテルみたい。






シングルルームは、脇にあるソファーがソファーベッドになるので、旦那さんも宿泊可能^^ 


(2ベッドルームのお部屋は宿泊不可。)


旦那さんの宿泊は、ベッドメーキングと3食がついて一日$84.11の追加料金でした。




別に一緒に泊まらなくても、と思ったけれど


自分で物が取れなかったり、歩行の介助、書類の手続きとかをやってもらえたので


結果良かったかな。




お部屋の外には中庭が見えて、なかなか気分の良いお部屋でした☆

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■宿泊関係の持ち物について■



★お部屋についていたもの


・シャワー&シャンプー等アメニティ

・ミニ冷蔵庫

・セキュリティボックス

・TV

・DVDプレーヤー

・ベッドメーキング(毎日)

・タオル(毎日交換)

・着替え(授乳ドレス 毎日交換 授乳と指定しないと普通の入院着が提供されちゃいます)

・3食

・お水とお湯のジャー

・ティッシュ、トイレットペーパー

・スリッパ



★持って行って良かったもの

・ドライヤー

・インスタントコーヒー、ティーパック (お湯のジャーがあるのでいつでも飲める^^)

・産褥パッド (産後すぐだけ提供されますが、あとは持参のを使うように言われます)

・使い捨てアンダーウェア 

・授乳用ブラ

・円座

・DVD (本は読めないけれど、映像を見る時間と気力はありました~)

・赤ちゃんのおしりふき (自分用に ^^)

・赤ちゃんのミトン (産後爪が伸びていて、すぐに顔が傷だらけに)

・上着

 



★不要だったもの

・授乳パジャマ  

・その他Tシャツ

・産褥ショーツ

・本 (読む気力などない~)






お食事については後述で。






■分娩について■



グレニーグルスの分娩室。

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この写真は自分で撮った覚えがないので、多分私がトイレに行った間に旦那ちゃんの撮影。



旦那さんには皮張りのソファーが提供されて、座り心地良さそう。 ただ寒くて要上着。


電動アロマポットをお願いすると貸してくれるので、自分の好きなアロマオイルを持ち込めます^^


待ち時間に、TVも見られますよ。 





お部屋に入ると、最初に名前やアレルギーの確認、無痛薬(Epidural)使用の有無等の確認。



無痛分娩を選択したので浣腸の後にEpiを投与。


最初に背中に小さな麻酔注射があって、その後太い管を入れ、Epiを投与する感じです。


ちょっと痛みはありますが、何とかなります^^




Epiの投与後はトイレも行けなくなるので


尿道に管が通されました。 (なぜかこれ別料金。。。無痛のパッケージに入れて欲しい^^;)



子宮口が10cm開いたので、看護婦さんが先生を呼んでくれている間に破水して



先生の到着後、たったの3プッシュでつるんと出産^^




最初から最後まで、一度も痛みを感じることのない出産でした。




私の場合は、陣痛の促進剤を使うことになったのだけれど


子宮口が開くまでたいてい4時間くらいなのが8時間かかり


Epiの過剰投与となってしまって、出産後に酷い震えと頭痛が来て、嘔吐する羽目に^^;





過剰投与の為か、陣痛を全く感じることができなかったのが残念。


両親学級でBirth Plan(希望する出産の詳細)は書くように、と言われていたのだけれど


どの程度痛みを感じたいのか、これを書かなきゃいけなかったのね、と反省。




分娩は楽だったけれど、この後の切開の痛みと授乳の方が大変だったよ~^^;





■お食事について■



帝王切開になった場合に備えて、朝から食事抜きで入院。



出産が6時過ぎだったので、丸一日食べられずにお産後の最初の食事がコレ。

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中華、洋食、マレーから選べました。  これは洋食。




なかなか美味しかったのだけれど、少し食べてリバースしてしてしまったので 


症状が落ち着いてから後でマイロ(Milo)をもってきてくれました。





旦那ちゃんはこちら。
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マレー風ヌードル。 これはいまいちだったみたい。




朝、昼、夜と洋食かローカルか、などの選択肢があって


昼と夜にはConfinment(産褥)のお食事の選択肢もアリ^^  



ホテルみたいにチェック表で前もって選んで、係りの人に提出します。



★朝食★

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1日目は食欲がなかったので、シリアルで。 2日目は食欲モリモリで西洋で。




★Confinement★
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栄養がつくかな~、と産褥のお食事に。 


漢方たっぷりのスープ、白キクラゲのデザート、パパイヤなど。 



産後の体力回復、母乳の出が良くなるので


こっちの人は産後にパパイヤを食べると良いと言いますね。  



このメニューは選んで正解☆  とっても美味しくて、残さず全部頂きました^^




★洋食★

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洋食で通した旦那ちゃん。 こちらはまあまあだそう。




午後と夕食後にティータイムがあって、こういう産褥ドリンクやジュースも


持ってきてくれたりします☆

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当たり外れもあったみたいだけれど、 メニューの選択肢が多いしティータイムもあったりして


なかなか満足なお食事内容でした。 


最後のお食事にはキッチンの人からメッセージカードも付いてきて、嬉しかったなぁ^^



■病院の手続き、パッケージ内容、最終的なお支払い■



★病院の手続き


・事前


①かかりつけのクリニックから、シングルか2ベットか宿泊のお部屋の予約をしてもらう


②グレニーグルスの1Fの受付でPre-Admission という登録手続き(要パスポート)



・分娩当日


①1Fの受付でAdmissionという手続き (前もって登録してあるので早い 要パスポート)


②コンシェルジュが5Fの分娩室へご案内。


*破水などの緊急時、受付時間終了後は 直接5Fの分娩室へ向かってOK。 




・出産後14日以内 (病院で出生登録が可能)


①必要書類を用意

  -パスポート

  -Marriage Certificate(戸籍謄本を大使館で翻訳してもらったものを前もって用意)

  -出産後に発行されるNortification of Live Birth

  -必要事項を記入した所定のフォーム


   *この時点で子供の名前を記入する必要があるので、考えて置いた方がBetter。


②1FのAdmission受付にて手続き


   *出生登録は14日以内にすればよいのだけれど、

    この後発行される出生登録証明書(Certificate of Registration of Birth)を持って

    パスポートの取得→ビザの取得を42日以内に完了しないと

    子供が不法滞在になってしまうので、急いだ方がBetter。(延長もできます)




★パッケージの内容

入院時にお支払するパッケージ料金に含まれている内容。 


出産時必要品やケアとお部屋以外で書いておきます。


・ベビーの予防接種(BCG, B型肝炎1回目、ビタミンK)

・ベビーの血液検査(ABO血液タイプ、G6PD欠乏症、甲状腺ホルモン)

・ベビーのビルビリン検査

・授乳・沐浴学級(グループセッション 月~土 一日一回開催)

・15分のヘッド&ショルダーマッサージ(シングルルームのみ)

・退院時のリモ(タクシー)サービス 


*CTGモニターという陣痛モニターが8時間までなので、超過すると追加料金アリ。




★最終的なお支払い



・無痛分娩シングルルームのパッケージ $3471

・パッケージ外の追加課金 $2099.29

・クリニックの先生(取り上げてくれた先生)へのお支払$2092.92


で、合計$7663.21  



診察や検査でも散々お支払してきたので、最後にこの金額は高額すぎる~^^;


補助がある会社の場合は良いですが、 


我が家は健康保険の出産育児一時金だけなのでかなり痛いです。 


(診察、検査、分娩で合計2万ドル以上は払ってます^^;)




・パッケージ外で追加課金されたもの


-オムツ追加分 1個  $0.48

-尿道用の管、バック $31.74

-グローブ $2.1

-旦那さん宿泊費 $168.22

-麻酔科医Fee $550

-小児科医回診Fee $700


などなど。 


正直パッケージに入れてほしいものばかり。。。



・オプションで追加したもの


-聴覚テスト $74.93

-代謝スクリーニング $103.50






グレニーグルスでの出産はこんな感じです。




分娩室や宿泊の施設も綺麗だったし、


毎日の清掃やベッドメーキング、お食事がホテルのようであったこと、


病院のサービスについてのアンケートも取りに来てくれるし


施設、ホスピタリティー共に大満足。



それから院内にParentcraft Centerがあって、


授乳相談に行けるしスタッフが毎日様子を見に来てくれたのと


TVでも授乳チャンネルがあったり授乳・沐浴講習があったり



小児科医の回診が毎日あって、ベビーの体調について都度説明してくれた事、



ナースも皆親切だったし、コール時のレスポンスも良かったし


費用は高かったけれど(どこもこんなものかな)


何の心配もなくサポートしてもらえたので、この病院でよかったな、という感じです^^





病院の見学ツアー(軽食付き^^)が毎日開催されているので、 (日曜はなかったかも。)


参加すると上記の情報がだいたい得られますよ☆ 


(週末ツアーは一ヶ月前から埋まっているのでお早めに)




これから病院選びをする方の、参考になれば^^