バリ島ウブドへの旅行の最中に、満月と重なりました^^


バリの島では新月・満月はパワーが宿るとして特別な日だそう。




旅行前からインドネシアの人にこれはMust Seeと言われていたので、


満月の元ケチャ&トランスダンスの鑑賞に。



Pura Dalem」 ダレム寺院

南国のLiving Spice-KC1


ちょうど満月が門(?)の後ろに。

南国のLiving Spice-KC2

力強い満月の光にパワーが漲ってますねぇ^^



19:30から伝統芸能公演の開始です。


最初は


ケチャ

南国のLiving Spice-KC3


「サンヒャン」という儀式から生まれた


男性の「ケチャ」という掛け声のような合唱のみを楽器としている舞踊。



合唱はガムラン音階(インドネシア伝統音楽の音階)を用いているそうで


かなり早くて、数えた限りでは1拍で6回ケチャを言ってたかな。




松明の光、満月の光にリズミカルなケチャの掛け声、幻想的☆




次に


インド古代叙事詩「ラーマヤナ」からの抜粋ダンス

南国のLiving Spice-KC4 南国のLiving Spice-KC5
ケチャをバックミュージックに、観賞用の舞台劇だそう。



30分以上もかなり早いスピードで「ケチャ」を言い続ける


迫力のコーラスに脱帽^^;





そして最後にファイヤーが炊かれて



トランスダンス

南国のLiving Spice-KC6



バリでは神・人間・悪の世界が調和を保ちながら存在し、


「ラーマヤナ」に登場するラワナ王(悪)の魂が、


今でも人の心の隙間に入り込んでくると信じられているそうです。



そのために祈りを捧げるそうですが、それでも悪い出来事が続くとき


踊り手がトランス状態に入る特別な儀式を行うそう。





トランス状態になった男性。
南国のLiving Spice-KC8 南国のLiving Spice-KC9

馬の人形にまたがり、自らが荒馬という設定。 火を蹴散らして走り回ります。

南国のLiving Spice-KC7

もう目が普通ではありません。 


精神力が肉体を超える、この迫力に息を飲んでしまいますねぇ。 




トランス状態に入った人を見たのは、インドの奇祭タイ・プーサムの針刺し儀式以来2回目。


バリ島もヒンドゥー教、タイ・プーサムもヒンドゥー教、トランス儀式のルーツは同じなのかな?



最後に、トランス状態の男性は二人の男性に抱き抱えられて馬の人形を取り上げられ


トランスから回帰。






満月の夜に、幻想的で摩訶不思議な儀式の体験でした。


■伝統芸能公演


Kecak Ramayana and Fire Dance


Pura Dalem on Jalana Raya Ubud


Show at 7:30pm, Ticket Rp.80.000