化粧品開発をやってるんですが、意外と知らないお金の内訳について、

 

ぶっちゃけどうなってるのかって話です。

 

 

 

化粧品開発するぞ!って時に大事なのはコンセプトとかだったりしますが、

 

今日はおいといて。。

 

何個作るの?いくらかかるの?的なことにします。

 

 

まず、何個つくるか?ですが、これって最低1万とかってなっちゃうんですが、

 

なんでかっていうと。

 

はっきり言って、工場の都合です。

 

 

そもそもの設備の問題です。

 

化粧品は原料を加熱や冷却、加圧や減圧しながら混ぜ合わせて作ります。

 

その混ぜる釜の大きさで大体の量が決まるんです。

 

化粧品の釜の大きさは大きくて10トン、小さくて60kgとかで、

 

工場の得意品目によって違います。

 

シャンプーなどヘアケア関連が得意な工場なら5トン~10トン

 

メイクアップとかが得意な工場なら数十Kgとかって感じが相場です。

 

例えばシャンプーの場合、500gの製品を10トン釜で作ると、20,000本作れちゃいます。

 

同じようにリップクリーム4gの場合50㎏の釜で作ると12,500本作れます。

 

こうやって製造数のロットが決まってきます。

 

 

 

次に、いくらかかるの?です。

 

お店の売価の中身は分解すると次の通り。

 

「 原料+工賃+容器代+包装代 」 +メーカーの利益&広告費+物流費+小売店利益

 

このうち「」内の値段について解説します。

 

仮に1000円のシャンプーを1万個作る場合だと、大体の配分は次とおり。

 

320円(32%) 「原料+工賃+容器代+包装代」  

150円(15%) メーカーの利益&広告費

80円(8%)   物流費

450円(45%) 小売店利益                  

 

で、この320円(32%)の部分の相場を分解します。

 

40円 原料

100円 工賃

120円 容器代

60円 包装代

 

こんな感じ。原料って安いって思っちゃいますよね。

 

実は容器や包装のほうが高い場合も多いです。

 

これをさらに分解しましょう。

 

 

まず原料

 

原料って、化粧品の裏面の成分をひとつづつ混ぜてくわけじゃありません。

 

原料メーカーがあらかじめ混ぜ合わせてるプレミックスというものを使います。

 

シャンプーの場合、中身は水、洗浄剤(界面活性剤)、保湿剤、などが中心です。

 

例えば公開されてるレシピです。

 

原料名 表示名称 配合量(%)
PREMIX-A ラウレス硫酸Na、水 33
PREMIX-B コカミドプロピルベタイン、水 10
PREMIX-C コカミドCDE 1
PREMIX-D ジステアリン酸PRG-3 2.5
PREMIX-E ベタイン 1
PREMIX-F グリセリン 3
PREMIX-G (ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー 1
PREMIX-H エチドロン酸 0.1
PREMIX-I ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、BG、水 1
PREMIX-J グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.5
精製水 46.9

 

こんな感じで配合されています。

 

 
ぶっちゃけ半分は水です。
 
これだけの原料をそろえるのに約40円×10000本=40万円かかります。
 
 
 
次に工賃です。
 
工場で1万本作るのは約1.5日で出来ちゃいます。
 
その時の製造ラインには約30名、日給10,000円として450,000万円です。
 
そしてでき他製品を倉庫に運ぶ運賃が10トン車で約10万円。
 
これに製造する機械の減価償却や電気代、ISO基準の設備メンテ費用、
土地建物代、クリーンルーム管理費、工場の利益などが残り。
 
そんな中身です。
 
容器代や包装代は過去に書いたと思うで割愛します。
 
 
ね。あんまり儲からないでしょ(笑)
 
40円って書きましたが、大手はもっと大量に作るから、
 
工賃も原料も容器代も包装代も、もっと安いんですよ。
 
以上化粧品のぶっちゃけ中身のお金のはなしでした。