第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を描いた作品。
監督はスティーブン・スピルバーグ、主演はトム・ハンクス。
この映画は何と言っても、冒頭のオハマ・ビーチ上陸作戦の壮絶な戦闘シーンが
今までの戦争映画にはなかったリアル描写で高い評価を受けたそうです。
ストーリーはオハマ・ビーチ上陸作戦を生き残ったトム・ハンクス演じるミラー大尉が、
とある事情により8人の部下と共にノルマンディー戦線の最前線にいる一人の新兵を
探し出し無事に帰国させるというものです。
ミラー大尉(一緒に行く部下もだが)は兵士一人を救出するために部下の命を危険にさらす
任務に乗り気ではなかったが、危険極まりない敵陣深く進入し、新兵の捜索を始めます。
ちなみに救出される新兵を演じるのはマット・デイモンです。
この映画の撮影に入る前に、トム・ハンクスを初めとした救出部隊はリアルな演技の為、
元海兵隊大尉の元で実際の軍隊の訓練と同等の訓練を受けたそうです。
教官がいきなり俳優達に向かって発砲(空砲)したり、当時の兵士達が持ち歩いていた道具
と装備を全て背負わせて延々と行軍させたりと内容的にとても厳しかったそうです。
ただこの訓練にはマット・デイモンは意図的に外されたらしく、上記にあるように乗り気ではない感を
出す為、マット・デイモン演じる新兵に対して救出隊の反感を植えつけるためだったらしいです。
この他にも救出隊のメンバーそれぞれに個性があり、またストーリーもあり、
上映時間はかなり長いですが全く飽きずに観る事が出来ました。
個人的には戦争映画の中で一番のお気に入りです。