遠くの灯り
犬の泣く声

車の音
人の声

此処が終の住み処?

鳴き声は、届かない
北の輩は誰も知らず

誰も知ろうともせず
哀しみは、空の彼方

空を見上げても
あの星空はもう見られない

月は同じように見えるけど
同じ光ではない

相も変わらないのは
沢山薬を飲んでも眠れない
長い夜をひとりぼっちで過ごす事

帰りたい
帰りたい

何処へ?

帰る場所なんか無いのに、何故?

でも帰りたい
早くしないと
私が私で無くなっちゃう

急がないと
帰らないと
私が私を殺してしまう

帰りたい
帰りたい

こんな灰色の空なんかよりも
空気の澄んだあの空の下がいい

あの綺麗な空の下に帰りたい

私の様な凡人には
未来に何も遺せない虚しさしかない

私の様な凡人には
未来永劫続く平凡な人生が何より地獄

ある日突然虫けらの様に死に
すぐにその存在は過去になる
過去という名の墓に葬られる

私がこの世に生きた証なんか何一つない
タダのムシケラなんだから

だから生きてて苦しいんだ
こみあげる虚無感にヘドがでる

過去に生きる
そんなのまっぴらだ

だったらいっそ
子供に潰される蟻の様に一瞬で死にたい

痛みも哀しみも苦しみも何もないムシケラとして召されたい

死んだ後で誰かに悼まれるなんてまっぴらだ

死ぬ事は、ただ産まれた地球に還るだけの事
大好きな鉱物に囲まれて
地球と共に宇宙を彷徨う
未来永劫に…

それの方がよっぽど甘美だ
さぞや甘いメロディが聴けるであろう


能天気な笑い声
憎々しいその声

不意の耳障り
思わず吐き気

お前の声なんか
二度と聞きたくない!

聞きたい声は
二度と聞けぬ

遠き儚い声
いと哀しみ

遠く貴方を想う
虚しさと哀しみ
もう二度と合う事のない男たち

みんな死んでしまえ

ぶっ殺したいほど
私は、憎んでいる

憎しみと、怒りで
身体が叫んでいる

ダレカタスケテと