東野圭吾作品を引き続き読み漁ってます！

今回は、「麒麟の翼」

日本橋のお話です！

いやー、相変わらずだけど、読み始めると止まらない。すごいなぁ。

そしていつも通りだけど、終盤にきてのスピード感のある解決からのラスト。

今回最高に印象に残った言葉はこちら。

「あんたは何が悪いかわかってない。なぜ〇〇〇〇〇（ネタバレになるので伏字にします）しなかったと思う？

それはあんたが、間違ったことを教えたからだ。過ちを犯しても、ごまかせば何とかなるーーー

三年前、あんたはあの三人にそう教えたんだ。だから〇〇は同じことを繰り返した。同じ過ちを繰り返した。

〇〇さんは、あんたに間違った教育を施された息子に、正しいことを教えようとしたんだ。それがわからないなら、教師なんか辞めろ。あんたに人を教育する資格なんてない」

はぁ~、ほんとうに、教師ってすごい仕事だよねぇと思う。

私も学校の先生に憧れた時期があったんだけど、中学の時のある社会科の教師の発言で、一気に冷めた。

そして、その教師のことを軽蔑したと同時に、大人全般、社会全般に対しても信用できなくなった。

それくらい、教師という立場の人が子どもに与える影響ってすごいもの。

教職って素晴らしい仕事だと思うけれど、自分も同じように子どもに悪影響を与える可能性を考えると職業として目指す気にはなれなかった。もちろん、今まで出会ってきた数々の恩師はそんなわけなくて、たった一人の教師に失望しただけなんだけれど、それでも私にとっては今でも鮮明に覚えていること。

その先生は、まさかの校長にまでなり、狭い世界でのしがらみにさらに辟易したんだけど。

（案外、私以外にもアンチその先生って子がいて、理由の答え合わせまではしていないけれどほかの子も同じように感じていたのかなと今更ながら思ったりする）

オットはこれ、映画（ドラマ？）で見たと言っていたんだけど、それはそれはよく覚えていて、タイトルみただけで〇〇っていう話でしょ？って言ってきて。記憶力すごーー！

一方私は…これ、絶対読んだことある気がするんだけど、ラストまで本当に全く犯人分からなくて、

唯一「あれ、既視感…」って思ったのが工場での密告のくだりで、

でもそれだけこの場面知ってるって思ったってことは絶対一回読んでるはずで、それなのになーーーーんにも覚えてないことに自分で笑えてきました😂😂

私ってばやっぱりアリの脳なのかしら…🐜

小説とか、映画もなんだけど、自分に関係ないことってすーごい勢いで忘れちゃうんだよねー🙄

それでは何のために読んでるんでしょうか！？って自分に突っ込みたくなるくらい覚えてない。

まぁ…いいです、困ってないから🙄

【読書感想文】麒麟の翼（東野圭吾）