魔法の鏡

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*・゜゚・*:.。..。.:*・

占い師・エネルギーワーカーの翠桔(MIZUKI)です。
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1988年に公開された「モーリス」のデジタル修正版として

リバイバル上映された作品です。

実はワタクシ30年前にも劇場で観ております。

当時イートン校を舞台に繰り広げられる美少年達の恋愛を描いた

「アナザーカントリー」(1985年公開)にドハマりし

「モーリス」にも同じテイストを期待していたのですが、

こちらはケンブリッジ時代よりも社会に出てからの話が主体でした。

ガラスの檻の中でキラキラと過ごす少年たちとは相反して、

同性愛者である苦悩を抱えながら

生き抜く男性たちの生々しさに引いてしまい、

アナカンに比べたらイマイチかな~と思っていました。

 

しかし30年経ち、私も数々の人生の修羅場をくぐり抜けまして()

再度鑑賞した今回はとてもとても感動しました。

とにかく映像が美しい!

クライブのお屋敷もうっとりするほど素敵なのですが、

やはり一番好きなのはケンブリッジ大学時代の風景。

ピアノ、ボート、授業で論争する学生たち、学生全員が正装して集まる晩餐会の場面などなど

どれもこれも心臓がドキドキしっぱなし。

 

ストーリーは切ないです。

同性愛が許されていなかった当時のイギリス。

モーリスとクライブが出逢いどんどん惹かれていくところは

ワクワクする反面、絶対結ばれないと分かっているから

ちょっと辛かった。

それでも表向きは友人として交流は続きますが最後は

女性と結婚して社会的地位を守るクライブと、

クライブの家の使用人(男性)と恋をして一緒に生きることを決めたモーリス

という対照的な道を選ぶ二人。

 

ここで映画は終わるのですがモーリスは愛を貫くために、今の生活を全て捨てることに

なるのは明らか。

そしてクライブは順風な人生を歩むのだろうけど本当に大切なものを失ってしまった….

それが最後の場面に描かれていたのでしょう。

このラストシーンが本当に素晴らしく思い出して涙が出そうになります。

マイノリティーである同性愛者のみならず人は誰しも何かを得て、何かを失う。

人生とは美しく残酷なものであると感じさせられる映画でした。

 

初日に観に行った特典でモーリスとクライブのポストカードもらいました.

嬉しい~!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

ヘ(゚∀゚*)ノ