どどいつ | kotonoha.

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世の中に 人の来るこそ うるさけれ とは言ふものの お前ではなし

今回の紹介は、都々逸。


『浮名立ちゃ それも困るが世間の人に 知らせないのも惜しい仲』





都々逸ってご存知でしょうか?


七・七・七・五で書かれた詩。

五・七・七・七・五の場合もあります。


元来は、三味線と共に歌われる俗曲で、音曲師が寄席や座敷などで演じる出し物であった。

主として男女の恋愛を題材として扱ったため情歌とも呼ばれる。 (by Wikipedia)


『ザンギリ頭をたたいてみれば 文明開化の音がする』


なんて聞いた事ないでしょうか?

社会の教科書に出てきてた様な気がします。


和歌とか俳句と違って、解説がなくても何となくニュアンスが伝わるのが

いいところかもしれないですね。




今回選んだのは、まさに情歌って感じでしょうか。

女の人目線・・・なのかな?

いや、男の人でもおかしくないのだけれど。


内緒のお付き合いじゃなきゃいけないんだけど、ほんとはすごく人に言いたい。


・・・わかります。←


昔だとそういう付き合いも多かったんでしょうね。

役人と遊女のお付き合いとか。


今だと、不倫とかでしょうか?w

そうなると、ますます女の人目線の詩な気がします。


秘密の付き合いほど燃え上がる・・・って事もありますけどね。

“禁断の”なんて言葉がつくと、ついついあらぬことを考えてしまいます。←



JEKYLL