1年前の夏以来何も変わっていないように思えるうちに、また8月が来ていた。私は一つ歳をとり、母も一つ歳をとったその母の歳はこのごろ月単位、週単位で進んでいる何も変わらない日々母の中の時間が変わっていく 去年も今年も自分のことで精一杯な自分を責めるが何の免罪符にもならない私は一つ歳をとったことで自分の時間がまた短くなることを恐れて走ろうとする方向に迷いを持ち込む 残った母のいのちに新しい外国の薬を流しこむそしてもうひとつの夏へ向かっているまったく別の夏が1年後に待っている