治さない治療家

治さない治療家

治療家であれば『治せるようになりたい！』

というのが、目標の一つかと思います。
　
僕もそんな想いを持ってこの業界に入ってきました。
　
臨床にでて１５年。

年々、『治せる治療家』よりも

『治さない治療家』を目指すようになりました。

ただし、ただ治さないのではなく、

『治さず、治れるようになってもらう治療家』です。
　
よく、「手からなにか気やエネルギーでも出しているんですか？」なんて聞かれますが、何も出していません。
　
確かに、物理学的に考えるとでてはいるのですが、手から何かを出しているつもりは全くありません。
　
【子どものテストを親が解いてしまっては子のためのならない】

のと同じで、病気や症状、疾患はクライアント様の課題です。
　
それを治療家が解いてしまっては、クライアント様のためにならないのです。
　
問題が解けるようにアドバイスするから、子どもは自分で考えて答えを導き出すことで、また同じ問題が出たとしても、自分の力で解くことができるようになります。
　
病気や疾患も同じことです。
　
病気になった理由を知り、何が必要で何が必要ではないのか。
それは、食べ物かもしれないし、物事の考え方かもしれないし、人生観や、教育によって刷り込まれた概念かもしれません。
　
ストレスが原因なのではなく、それをなぜ？ストレスだと思っているのか？が原因です。
　
自分の体は自分の治癒力・治癒機能でしか遺伝子も細胞も治すことができません。
　
治療家は実は何も治せないのです。
　
治療家がクライアントの課題をいつまでも解いてしまっては、その方は何度でもその困難を繰り返すでしょう。
　
そのラッドレースから抜け出すからこそ【治癒】していきます。
　
だた、そこから抜けだすにはクライアント様が自分自身でそこにいることに気づく必要があり、自分自身で抜け出してくる必要があります。
　
治療家がそこから引き出ししてしまっては、クライアント様側はラッドレースにいることに気づいていないのですから、また戻ろうとします。

それが『ホメオスタシス』という恒常性機能です。
　
治さず、治れるようにサポートしてあげるからこそ、クライアントのホメオスタシスは書き換えをはじめ、ラッドレースから降りる許可が出ます。　
　
治してもいないのに、治っていく。

これが生命体医学の究極の治り方です。

病気であったことすら、すっかり忘れてしまうような治り方。
　
あの治り方を経験すると、辞められなくなります。
　
『治したい！』という想いが、いかに治療家のエゴであり、クライアントをラッドレースにいつまで閉じ込めていたのかと気付かされます。
　
『治そうとしなければしないほど、治っていく』

矛盾のように感じるかと思いますが、これが真実かと思います。
　
【治さない治療家】
　
そんな治療家はいかがですか？
　
　
生命体医学　概論

●プロフィール●

サムライ整骨院　院長

後藤　敏勝（ごとう　としかづ）

・柔道整復師（国家資格）

・米国IBA認定ボディートーク施術士（CBP）

・米国IBA認定ボディートークアクセストレーナー（BAT）

・グラストンテクニクテクニシャン

・ビワの葉温灸士

・姿勢教育指導士

・JSCAマスタースポーツインストラクター　等

生涯目標である『生命体医学』の完成と、クライアント様の心身両面の健康のサポートを目的に、西洋現代医学に止まらず、東洋医学、心理学、哲学、量子力学などを応用し、日々クライアント様の身体的な悩み、心理的・精神的な悩みなどに対して施術する中、小児や発達障害、スポーツアスリートなどの施術もオールマイティーに、なおかつお一人お一人に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。

『症状を診ず、人を観る』をコンセプトに、皆さんの人生そのものの向上を目指し、施術に当たっています。

その他、一般向け、同業者など向けての、セミナー、講演会等も行なっております。

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