皆さんこんにちは!

サムライ整骨院の後藤です( ´ ▽ ` )ノ

 

最近ちょくちょく

【骨盤矯正してもらえますか?】

【骨盤矯正したいのですけど】

と相談される事が多くなりました。

 

久しく骨盤矯正でお問い合わせいただく事がなかったので、なんで?

 

と思ったのですが。笑

 

お答えしておきます。

【出来ますが・・・やりません!】

 

 

Σ(・□・;)

 

 

今はよっぽど「矯正した方が早いかな・・・」

と思う時しかしません。

 

なので3年くらいクライアント様に対して行った事はありません。

 

なぜか?というのだけ説明しておきます。

 

理由1

『矯正』と言いますが、実際はほとんど矯正されていない事が学術的にもわかっています。

 

どんなに上手な先生が矯正してもレントゲン検査での比較調査した所大体動いているのは0.02mm程度という事がわかっています。

すなわちその後動いたり荷重がかかれば瞬間的に戻ります。

 

理由2

ダイナミックですがリスクもダイナミック

 

確かにバキッ!と行くと矯正された感があって心地いいものです。人に寄り切りですが。

ですが、検査の仕方や、力の加減、矯正の角度を少しでも間違えると、余計に痛みを増幅させる事もあり、脳神経系機能に対して誤った信号を送りかねないからです。

幸い私が矯正していた時に矯正後に動けなくなった方は今まで一人もいませんが、結構あちらこちらで聞かれる話です。

 

理由3

骨盤は矯正するものではなく矯正されるものであるから

 

骨盤は全身の中心的土台です。

上半身、下半身。上からの重力、下からの反床力を受け止める人体最大の荷重負荷関節と言えます。

ここでまず気づいていただきたいのが、骨盤単体が崩れるのではなく、他の上半身、下半身のどこかがバランスを崩し、それを補正する、中心にどうにか保とうとする平衡感覚機能によって、体はあ・え・て骨盤の位置を変えているという事です。

 

これがわかれば、骨盤はそこにいる必要があって、そこにいます。

そこを外から骨盤を矯正すると言うのは体にとっては【ありがた迷惑】だと言う事です。。。余計に全身を崩しかねない。という事はお分りいただけますかね?

 

理由4

骨盤矯正を重ねると、腰回りがどんどん弱くなるから

 

骨盤と一般的に言われますが、骨盤は『寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)』と『仙骨』という4種3個の骨から構成され、その『骨盤の歪み』と言われる関節を『仙腸関節』と言います。

いわゆる骨盤矯正とはこの『仙腸関節』を矯正する事にあたります。

この仙腸関節の可動域は約2mm程度。

現代医学では一切動かない関節と言われますが、100%動きます。これは解剖学的にも海外では立証済みです。

ただ・・・なぜ?関節なのに2mmしか動かないのか?という所を疑問視してほしい所です。それは先にもご説明しましたが全身を支える『中心的土台』だからです。

 

ある程度の硬さを持つ事で【安定】を作ります。

ある程度の動きを持つ事で【衝撃吸収】を行います。

ある程度の可動性を持つ事で【柔軟な全身の運動軸】を作ります。

 

この骨盤の仙腸関節が外れないようにがっちり支えてくれているのがこの関節を覆い尽くす【仙腸靭帯】という組織です。

 

靭帯は伸ばすのは簡単

 

ですが、縮めたり強度を作るのは困難

な組織です。

 

骨盤矯正ってこの【仙腸靭帯】を伸ばす作業に相当してしまいます。

 

なので、美容や骨盤の開き、腰痛だからといって【骨盤矯正】を何回も行ってしまうと、、、

 

どんどん【仙腸靭帯】が緩んでしまい、骨盤の2mmの動きよりも動きが大きくなってしまいます。

よって、土台が安定しなくなってしまいます。

すなわち余計に【広がる】【痛みは増す】【ウエストは太くなる】

という事につながります。

 

靭帯組織は伸ばしたり緩めたりするのは簡単です。

ですが、強度を強くしたりするのは困難です。

 

理由は【靭帯は筋肉ではないから】

という事です。

靭帯は筋肉のように自由に伸び縮みが出来ません。

なのでトレーニングで鍛えられるものではないのです。

唯一硬さを作ろうと思ったらギプスなどで長期間固めて『拘縮』というのを作られるしか方法がありません。

 

もし緩んでしまったらどうしたら良いのか?

答えは一つしかありません。

その靭帯の強度と同等の周辺支持【筋肉】を強くしなければいけません。

 

一旦緩んでしまったら常にこの【筋肉の強度】を守り続けなければ、筋力が低下すると骨盤はグラグラ状態になります。

 

大変でしょう?これが年齢を重ねた時に維持して入られますか?

という事なんです。

 

こんなような理由で私は【骨盤矯正】というものは一切辞めました。

 

これ以外に骨盤の位置を変えてく方法も沢山探してもっています。

 

特に女性に多いですが、、、

『骨盤の歪みが気になる』

『腰の高さが違う』

『足の長さが違う』

『ウエストを細くしたい』

『産後の骨盤の開きを閉じたい』

などが骨盤矯正をしたい理由だと思います。

 

はっきり言います。

 

骨盤矯正で、、、

 

骨盤の歪みは取れません。。。

腰の高さは戻りません。。。

足の長さも変わりません。。。

ウエストも細くなりません。。。

産後の骨盤の開きも戻りません。。。

 

全て他に問題があって、骨盤は仕方なしにそこにいるので、骨盤がその位置にいなければいけない理由を解消しなければいけません。

 

人間の体はそんなに”単純”ではありません。

 

もちろん。いろんな方面から診られて、骨盤がどうして歪む必要があったのか?をしっかり全身から心身から診てくださって、これを【骨盤矯正】と謳っている先生もいらっしゃいます。

 

ですが、一般的に言われる【骨盤矯正】って、『バキッ!系』か『ブロック系』か?です。

 

骨盤矯正で「痩せる!」なんてデータは多分存在しません。

ウエストが細くなるのは、その瞬間。

朝受けたら、夜には戻ってます。

 

ご自分の体のケア、健康増進のために何かを受けるのであればぜひ考えていただきたい事があります。

 

『その場しのぎの施術・治療は受けないでください』

 

もしくは『気を付けてください』

この考えはビジネストークに上手く引っ掛けられやすい考えです。

 

それで、生涯のご自分の人生に支障が出ては全く意味がありません。

 

 

私の施術プランで大切にしているのは、、

【安心・安全・リスク無し・だけど効果は絶大!】

 

今は改善できても生涯に支障が出そうなものは全て排除してきました。

まだまだ出てくると思います。

 

もちろんクライアント様から不満のお声もいただきました。

「最近矯正してくれないよね。。。」って

昔は沢山バキバキしていたので(^◇^;)

今では謝りたいくらいです。

 

でも、生涯的リスクの可能性がある以上、治療家として施すわけにはいきません。

 

他の方法をご提案させていただいて、納得いただけない方には申し訳ありませんが、施術をお断りさせていただいています。

 

その他の方法は沢山あります。

 

・筋筋膜の状態

・内臓の状態

・心理的、精神的な状態

・他の関節から影響

 

など骨盤が歪むのには沢山の理由があり、その解消法を施します。

 

 

私がこの仕事をしている目的は

【施術を通してクライアント様の人生に夢と希望を持ってもらう事】です。

 

リスクを知りながら施術するわけにはいきません。

という事です。

 

これが私が『骨盤矯正』をお断りさせて頂く理由でした。

 

ご理解頂けるかな?(^◇^;)

 

私の院の経営はもちろん商売です。

ですが仕事は施術であり治療です。

商売の損得勘定、利益のためにウソをついてまで、施術料金を頂くわけにはいかないのです。

 

一応プロとして仕事させていただいているので。

 

ご自分の体はもっと大切に見つめて向き合ったあげてください。

 

当院のブログをご覧いただき、感謝いたします。

ご予約はこちらから
↓  ↓  ↓
サムライ整骨院
札幌市中央区北1条西24丁目
4-1 東光ストア円山店2階
 

タッチ・クリックするとそのまま電話予約できます。

 
ご相談、遠隔・往診依頼メールはこちら