先日は『ジョッキー』という競馬に纏わる小説を紹介しましたが今回、紹介する本は私の大好きなある名馬が主役となる本ですが・・・


それは・・・・・






『ナリタトップロード 路上にて』

出版社:流星社



ナリタトップロードファンならバイブルといえる一冊だと思います!!


内容はナリタトップロードと本当に素晴らしいコンビを組んできた渡辺薫彦騎手や、渡辺騎手とトップロードのコンビを支え続けてきた渡辺騎手の師匠である沖芳夫調教師。
そして、トップロードのオーナーである山路オーナーや牧場、生産地、厩舎スタッフの方々など、トップロードに携わってきた人達がトップロードへの想いや、エピソードを綴っています音譜



渡辺騎手がトップロードと共に果たした重賞初制覇クラッカー

あと一歩で涙をのんだダービー汗


そして、苦悩の末に掴んだ菊花賞制覇ニコニコ


その後の古馬になってからの苦労・・・・・


デビューから引退までの菊花賞馬ナリタトップロードの競走馬としての姿が写真を織り交ぜて分かりやすく書かれていますひらめき電球


私も大のナリタトップロードファンとして、数えきれないほど読み返し、バックの中にいつも入れているほどの愛読書なんです(少し自慢話にひひ)。


読んでみて改めて思うのは

『本当に馬だけでなく、人馬が愛された存在だった』


という点ですねひらめき電球


共に勝つために悩み、喜びを分かち合い、別れがありながらも再びコンビを組んでラストランに挑む・・・・・


最近の競馬シーンには、ありえないようなたくさんのドラマをトップロード&渡辺騎手は作ってくれましたし、このコンビを支えてきた沖調教師や山路オーナーの懐の深さも読んでいて改めて感動しましたアップ



私が好きなのは、渡辺騎手が結果をだせず悩んでいる時に沖調教師が山路オーナーのもとを訪れ、騎手のスイッチをするかどうかを尋ねると


『しょうがない奴だよな。』


と、一言を言って笑うと沖調教師に渡辺騎手に乗ってもらう事を逆に頼んだそうです。

沖調教師の渡辺騎手を想う気持ちを山路オーナーが理解していたとは思いますが、それでも
『しょうがない奴だよな。』
と、笑顔で許すオーナーの懐の深さ・・・・
自分がオーナーなら真似できないな・・と思いましたね。

こうした人が人を想い、人が馬を想う気持ちが、ナリタトップロードという馬を強くて愛される名馬にしたのだと思います!!


トップロードファンならずとも是非とも読んで感動できる一冊だと思いますニコニコ



『競馬はドラマだ!!

と、読んだ後にそう思う素晴らしいらしい本です!!!!