白髪は、年齢を重ねてくると、避けては通れない問題。これは本当にやっかいで、一気に真っ白になってくれるなら良いけれど、じわりじわりと襲いかかってくるので、「白髪とどうつきあっていくのか?」ということは大きなテーマでしょう。

「白髪は自然の成り行きだから仕方がない。このまま放っておこう……」と諦めるのは、ちょっと早すぎます。「白髪を気にしないなんて信じられない!」という女性も多いんですよ。

手入れされていない白髪は他人から見ると、美しいものではありません。なすがままで、オシャレを諦めてしまったという印象さえ、与えてしまうかもしれません。ましてや、肩にフケなどと一緒に白髪が落ちていたら・・・、もっと汚らしい印象になってしまいます。

“ロマンスグレー”なんていうけれど、中達半端な白髪は、ただ老けて見えるだけ!もっと気をつかわないと、不潔なフケよりもマイナスイメージになる可能性大。ちょっと手をかければ、きっとステキに変身できるハズ!

ジョージクルーニーの白髪出典:映画.com

この方は、素敵な白髪で別格ですが・・・・。

今から、アナタがステキな大人の男性に大変身する、白髪対策テクニックをご紹介します。ぜひ、ご参考ください。

白髪は治る?

最近はカラーリングのおかげなのか、いわゆる「若白髪」をあまり目にしなくなりました。でも、医学的には、なんと男性で30歳前後、女性では35歳前後から老化による白髪が出始めるそう。「今はないから」と、うかうかしてはいられません。

そう、聞いて心配になった人、今すぐ鏡をのぞいてみて。普段はしっかり見ない、もみあげや生え際をチェックしてください。理由はハッキリしていませんが、通常この辺りから白髪になり始め、そこから徐々に広がっていくといわれています。まずはどうして白髪ができるのか、そのメカニズムについて、簡単に説明しておきましょう。

髪は毛球の中にある毛母細胞からつくられます。そのとき、毛球中にある色素細胞(メラノサイト)がメラニン色素をつくり、それを毛母細胞に渡して髪に色を与えています。このメラノサイトの働きが老化によって低下、あるいは働かなくなると、髪は色の素を受け取ることができず、白髪になってしまうのです。

白髪のメラニン色素図解出典:ブラックヘアリペア

老化による白髪もあれば、ストレスとの関係も深く、そのせいで急に白髪が増えることも。なので、白髪を見つけたら、まずは生活習慣や健康状態を見直しましょう。

そして、ヘルシーな和食中心の食生活に変えたり、ストレス発散を心がけてください。生活環境の改善によって、白髪増加を防ぐことも不可能ではありません。

白髪を抜いても減らない!

残念ながら、一度白髪になったら、その部分の髪は抜いてもまた白髪で,可能性が高いのです。無理に引き抜いてしまうと毛根にダメージを与えるので要注意です。

よく「白髪を抜くと、白髪が増える」といいますが、根拠はありません。白髪は一端生えはじめた頃から、加齢とともに日に日に増えていくものです。最初の頃に抜いていると、あたかも抜いたことが原因で白髪が増えたように感じることはあり得るでしょう。

抜くことは、白髪を増やす原因にはならないものの、その髪の寿命を早めてしまいます。数本だったら良いのですが、あんまりたくさん抜くようになると、ひどいときは薄毛を招いてしまうことも。

白髪初期なら短く切れば目立たない!

まだそこまで目立った白髪の量ではない人は、白髪だけを短く切るのがおススメ。

床屋・美容院で、いつものように髪の毛を切って、白髪だけさらに短く目立たないように切ってもらうのです。数分もかかりません。黒髪と白髪、同じ長さだから目立ってしまうのであって、白髪が短ければ黒髪かかぶさって、カムフラージュしてくれます。白髪の初期段階なら、このちょっとした手間で済みます。

限界がきたら、どうすれば良いのでしょうか?

白髪染めとしてどんな色をどんなふうに染めるのか。それはそのときのファッションやヘアスタイルのトレンドとも相談ですが、失敗するのが心配な人は、サロンで染めてもらった方が良いでしょう。

また、営業職・接客業といった、常に人と会う仕事なら、自分でするのはおススメできません。いくら白髪染めの技術が進化していると言っても、自分で染めた人はすぐに分かってしまうからです。色が微妙だったり、くすんでツヤがなかったり。コストは安いがアフターケアが難しいのが、自染めのデメリットでしょう。

  • そもそも、自分の顔立ちにはどんな色が似合うのか?
  • 普段のファッションと社会的立場から言って何色が良いのか?

TPOをわきまえて、かつ似合う色を見つけるのは、ブロに任せた方が良いのです。

白髪をカバーするカラーリングの種類

へアスタイルは、おしゃれの中でも印象を決める重要ポイント。「床屋や美容院に行くのはコストが・・・」と感じる人は、せめてカラーリングなどにチャレンジしてみましょう。

男性のカラーリングも当たり前

自分で染めるにしろ、へアサロンでプロに任せるにしろ、まだ、白髪がまばらに出てきたばかりの人なら、やや明るめの色で染めると白髪が目立たなくなります。しっかり隠したい人は、比較的暗い色を選んでください。

カラースプレー

一時的に髪を染められるカラースプレー。手軽で髪へのダメージもほとんどありません。洗えば落ちるので、オシャレを楽しみたい日だけの使用も可能です。