歴史を学ぶ

とは、単に5W2Hを知る事ではない。

成功は稀であり、幾多の失敗の積み重ねで生じるものである。

歴史を学ぶとき、大事な事は、

成功(者)の裏にある、幾多の失敗を知り、その原因を究明する事にある。

例えば、武田氏は何故織田に長篠で敗れたのか?

鉄砲に対する知識が浅かった?

という説があるが、文献を調べてみるとそうでもないらしい。

武田氏は今で言う光通信を駆使して、情報を巧みに操り、そして収集していた。

その武田が鉄砲の威力に目をつけないわけはない。

実際に武田には鍛錬された鉄砲隊も存在していた。

その武田が何故?織田に敗れたのか?

その原因を知るのは5W2Hだけでは理解できない事なのだ。

さて、時を戻そう。

菅直人首相の退陣が突然持ち上がった。

この裏には菅首相の過去の発言に端を発する。

浜岡原子力発電所の停止宣言により、この国を裏で操る陰の老人達の逆鱗に触れたのだ。

影の老人達は、電通を使い、マスメディアを操作し、原発停止を阻止するために菅首相を潰しにかけている。

大連立というキーワードを政治家に吹き込み、これをマスメディアにあたかも事実のように流布しているのだ。

大連立などと言っても、ほとんどが旧自民と自民党の集まりに過ぎず、先に連立で失敗した元社会党員もいるが、彼らもまたお粗末なものだ。

よほど真の民主化をするのがお嫌いな影の老人達。

自分達の都合の悪いものはすべて歴史の中に葬っていった。

そう、実はこの影の老人達、歴史にも度々潜み、この国を牛耳って来た。

武田が織田に敗れたのは、この影の老人達の画策があったのだと言っておく。

しかし、この老人達、頭がちょいと足りない。

己の欲求のみで日本を動かし、人の命など二の次なのだ。

だから愚考が繰り返される。

しかし影の老人達を倒すのは容易な事ではない。

武田も織田も豊臣も北条も西郷も大久保も甘粕も幾多の丈夫達が挑んだが老人達に滅ぼされた。

彼らを英雄とするのではなく、彼らの失敗を学び、愚行を繰り返さない手段を講じる。

これが歴史を学ぶと言う事だと思っている。