【観戦記】川崎フロンターレ3-2浦和レッズ 120分間の死闘を制してルヴァン杯ベスト4進出!
延長戦の末の劇的勝利
9月7日、等々力で行われたルヴァンカップ準々決勝第2戦。川崎フロンターレが延長戦の末に浦和レッズを3-2で下し、2年連続でベスト4進出を決めた。第1戦の1-1を受けた事実上の決勝戦は、まさに手に汗握る120分間だった。
前半の展開
18分、浦和のGK西川からのバックパスを脇坂が激しくプレッシングして奪い、ファウルを受けてPKを獲得。エリソンが豪快に決めて川崎が先制。しかし浦和も黙っていない。74分にイサーク・キーセ・テリンが同点弾を決めて1-1に。
劇的な後半からの展開
88分、伊藤達哉のゴールで川崎が再び勝ち越し。ところが90分、中島翔哉が土壇場で同点ゴールを決め2-2。まさに息つく暇もない展開で90分が終了し、運命は延長戦へ。
延長前半6分(96分)、宮城天がPKを沈めて川崎が勝ち越しゴール。その後は両チーム必死の攻防が続いたが、川崎が3-2で逃げ切った。
感想
試合終了の笛が鳴った瞬間、何人もの選手が膝に手をついたり芝生の上に倒れ込むほど消耗した激闘だった。川崎は2度リードを奪われながらも、最後まで諦めない精神力を見せた。特にPKを決めた宮城天の冷静さが印象的だった。浦和も最後まで川崎を追い詰める素晴らしい試合運びで、「川崎Fが逃げれば浦和が追いつく」スリリングな展開を演出した。
ルヴァンカップでの川崎の戦いぶりは今後も注目だ。ベスト4での戦いに期待したい。