
マイラーの間でも付帯サービスと年会費の費用対効果はイマイチなのではないかという評価の声を多く聞きます。
ANA JCB PREMIUMはJCBカードの中でこれまでそのランクがなかった「プラチナ」というレベルになるようで、ゴールドクラスのサービスはもちろん、JCBカードの最高峰であるJCBザ・クラスのサービスも一部利用できるようになっています。
実際にその付帯サービスと年会費のバランスは他のカードと比べてどうなのか、少し検証してみることにしました。
比較対象はJCBザ・クラス+ANAカード(ANAカードは最もコストパフォーマンスがよいとされる三井住友ANAゴールド)、条件としては家族カードを1枚発行するということにします。
まずANA JCB PREMIUMの年会費は73500円+家族会員4200円=77700円です。
一方のJCBザ・クラス+ANAカードは52500円+9975円+家族会員2625円ですので、その差は12600円です。
ANA JCB PREMIUMはコンシェルジュデスクが利用できますが、これは現在JCBザ・クラスのコンシェルジュデスクと同じ所が担当していますので差はなし。
ANA JCB PREMIUMにはJCBザ・クラスのベネフィットであるメンバーズセレクションは利用できませんが、代わりに毎年年会費更新時に10000マイルが付与されます。
メンバーズセレクションは市場価格2万円前後のものが多く、1マイル=2円で計算すればANA JCB PREMIUMにはメンバーズセレクションの代わりに同等価値の10000マイルがもらえると解釈してもいいと思います。
また10月からはグルメ・ベネフィットも利用できるようになるそうです。
ANAゴールドなら継続時に2000マイルもらえますので1マイル=2円とすると年会費の差は16600円となります。
次に決済ですが、スタープログラムを考慮しない場合、JCBザ・クラスで100万円決済しマイルに交換したら3000マイルになります。
一方のANA JCB PREMIUMなら10000マイル貯まります。
その差7000マイル、金額にして14000円ですので年会費の差は2600円になります。
最後に搭乗ボーナスですが、ANAゴールドカードは25%増しなのに対し、ANA JCB PREMIUMは50%増しです。
乗る回数や区間にもよりますが、これでほぼ年会費の差はなくなりそうです。
ただ、JCBザ・クラスには伝家の宝刀「ディズニーリゾート特典」が付いていますので、これを埋める要素は残念ながらANA JCB PREMIUMにはありません。^^;
くどくどと説明を書きましたが、JCBザ・クラスをお持ちでない方で、ディズニーにはあまり興味がなく、ANAマイルを貯めている人にとってはANA JCB PREMIUMを選択する余地はあるのではないかと思います。
解釈は人それぞれだと思いますので、一参考意見としてお読みいただければ幸いです。^^