少額を投資する際、米国のSP500に連動するETFが最も望ましいと思っており、その理由をこのブログの以下
に記載したのですが、まだ記載不十分だったと思い、その理由を追加したいと思います。
まず、SP500の指数はこの30年で約10倍に増えています。(日経平均が最近、ようやく30年前の値に戻ってきたのと大きく違って)この実績だけでも十分かとは思いますが、投資という観点から見て、どうして米国市場が望ましいのか、米国の強さは何か?という点について、自分なりに考えた要因を書いてみます。
①面積が広く、資源が豊富
②人口が多く、増加傾向にある
③高等教育(大学や研究所など)の水準が高い
④USドルが基軸通貨になっている
⑤英語が世界の共通語のような役割を果たしている
⑥世界中から優秀な人が集まる
①に記載した、面積が広く、資源が豊富な国は他にもあります。ロシアやカナダ、中国、ブラジルなど。
②の、人口が多い国は他にもあります。中国、インド、インドネシア、ブラジル、メキシコなど
しかし、③の、大学など高等教育の水準が高い国となると、米国に勝てる国はあるでしょうか。英国にはオックスフォード、ケンブリッジという優れた大学がありますが、米国を上回る程ではないでしょう。
④の要因は大きいはずです。外国企業と商取引する際、いつも自国の通貨で取引できれば為替リスクは無くなるので、有利でしょう。
⑤も有利です。日本の企業が外国へ進出する際、言葉の問題はかなり障害になっていると思います。世界中、どこへ行っても母国語でビジネスできれば随分と楽でしょうね。契約書など書面を交わす場合でも全て母国語で可能ならどれだけ楽なことか。
⑥これは、教育水準が高いことや、英語で生活できることなどがプラスに働いていると思います。
上記の有利さがあるからか、米国にはお金も集まります。優秀でチャレンジ精神に富んだ人がたくさんいて、常に革新的な事業を起業しています。そこに多くの投資資金が集まり、スタートアップ企業を応援する風土があります。米国はイノベーションで溢れています。そこから、多くの世界的な企業が次々と生まれています。
マイクロソフト、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、ツイッター、テスラ、セールスフォース、ズーム
どれも歴史は新しい、比較的最近創業した企業なのに、あっという間に巨大な企業に成長しました。こういった成長性とスピード感は日本企業にはほとんど見られません。
IT企業だけではなく、他の業種でも米国企業の強さは際立っています。コカコーラ、マクドナルド、スターバックスなどは世界中に広がっています。海外旅行ではVISAやアメックスを欠かせないでしょう。乗る飛行機はボーイングです。家では最近ネットフリックスやディズニープラスを見る時間が増えてきました。ディズニーランドやユニバーサルスタジオは誰にでも人気があります。今般ようやく摂取することになったワクチンはファイザー製です。このように列挙するといくらでも出てきます。米国企業の規模、シェアの大きさは圧倒的です。
米国、及び米国企業の強さについて思うところを記載しました。以上の理由により、米国を代表する企業を集めた指数SP500に連動するETFは最も安心して投資できる優れた投資先だと考えています。