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 小気味いい「ハンガリー狂詩曲」の音が消え入ると、鈴木は万感の思いで氷上をピョンピョン跳びはねた。「びっくりです」。66・55点で首位。これまでのSP自己最高を5・53点伸ばす“快演”に、長久保裕コーチと抱き合って笑った。

 冒頭の連続3回転トーループ成功を何より喜んだ。「20年のスケート人生で初めてです。長かったぁ~。うれしいです」と実感を込めた。採点方式が異なるジュニア時代に連続3回転を決めた記憶があるだけで、26歳にしての大技だった。

 7月に練習を始めてからは、なかなか形にならなかった。効いたのは母のひとことだった。「子供のころは、シングルアクセル(1回転半ジャンプ)に1年半かかったでしょ」。焦りと不安は消えた。練習に没頭し4カ月で結果を出した。

 スタートでつかんだ流れを離さなかったのも見事。「最初で決めても、次のジャンプのこととかを考えてました」。集中力を保ち、残る2つのジャンプ、スピン、ステップを完璧に演じきった。会場の手拍子は、時間とともに大きくなった。

 今回の会場は1972年札幌五輪で、長久保コーチが戦った舞台。師は「懐かしいよなぁ」と繰り返した。愛弟子は、コーチが伝えたスピード感あふれる滑りを同じ舞台で披露。セピア色になった記憶を、鮮やかな色に染め直してみせた。(榊輝朗)


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