サマー2000シリーズ第3段・小倉記念。今年は中京競馬場が舞台で過去のデータを参考にし辛いですが、真夏のハンデ重賞には変わりはないので、やはり難解・混戦。中京競馬は今週が開幕週という事で高速決着にはなりそうで、左回り・中京コースの適性はもちろん、各馬の持ち時計はしっかりチェックしておきたいところですね。サマー2000シリーズの3戦で、シリーズの行方も気になりますが、どの馬が秋の大舞台へ向け名乗りを挙げるのか楽しみです。
◎10コスタボニータ
今年は2走前の福島牝馬ステークスを制し重賞初制覇。前走のマーメイドステークスはスタートで出遅れてしまい位置が後方になって全く持ち味が活きず10着。今回もスタートはカギになるが、元々スタートが悪い馬では無いので上手く発馬を決めてくれるだろう。今回は直線の長い中京コースになるが、開幕馬場なら自身の先行力は存分に活かせるし、久々の牡馬相手でも昨年のディセンバーステークスでクビ差2着があり、そこまで差は無いだろう。ロスを最小限に押さえて上手く先行し、後続を早めに振り切るイメージの競馬で。
○5ヴェローナシチー
屈腱炎からの長期休養明けだった前走の準オープン戦は8着に敗れたが、プラス14キロの馬体、結果的に後方追走のまま無理をさせなかった内容。今回は一度叩かれた上積みは確実に見込め、心臓も更に戻ってくるだろう。京成杯3着、京都新聞杯2着と元々重賞で上位争いしていた力があり、54キロなら十分にこのメンバーでもやれる。中京コースとの相性は良く、京都新聞杯の内容から高速決着にも適性がある。位置取りに融通が効く馬なのでスタート五分で自分のタイミングで仕掛けて行ければ。
▲7シリウスコルト
メンバー唯一の3歳馬の参戦。2歳のホープフルステークス、3歳の皐月賞と世代トップホースと対戦して来た馬で、弥生賞ではハナを切って渋とく粘り3着。前走のラジオNIKKEI賞はラストで交わされて2着に敗れたが、インコースから早めに進出し、上手く立ち回った好内容のレース。前走は中団から脚を伸ばす競馬だったが、弥生賞や皐月賞のように先行力を活かしたレースも出来るので、他馬の出方次第では開幕馬場を考えた位置を取れば良いだろう。古馬相手でも斤量面から好勝負を期待。
△2グランスラムアスク、11ディープモンスター、1リフレーミング、4メモリーレゾン、9ファユエン
馬券は10コスタボニータ中心の三連複で買いたいですね。