サマースプリントシリーズ第3戦・アイビスサマーダッシュ。国内唯一の直線1000m重賞という事で、サマースプリントシリーズ対象競走ではあるものの、千直という特殊な舞台設定を得意とする馬達にとって大きな目標となるレースですね。予想する面では、やはり千直適性が最も重要なポイントで、後は枠順になるでしょう。ワンターンのスプリント戦では近走不振でも、この舞台が得意な馬の食い込みには注意したいところです。
◎4ジャスパークローネ
昨年はスプリント重賞を連勝、スプリンターズステークスでも4着と健闘。今年は海外4カ国を転戦、好結果は残せなかったが世界の強豪相手に持ち味のスピードは見せた。帰国戦の前走は16着に大敗したが、斤量云々スタートが決まらず全く自分の競馬が出来ず度外視。今回は昨年5月以来の新潟千直になるが、この時はハナを切って優勝、海外を含め直線競馬の適性・経験は十分。これまでの重馬場成績からこの馬にとって雨予報は好材料で、僅かでも斤量面は軽くなるし、帰国戦の前走以上に好走が期待出来そう。内目の枠でもスタートさえ決まれば。
○10ファイアダンサー
昨年のアイビスサマーダッシュは1番人気に支持されたが、熱中症が影響し殿負け。立て直されてからは不良馬場のルミエールオータムダッシュで上手く馬群を捌き2着、ここへ向けた前哨戦である前走の韋駄天ステークスでもラストは前に強襲し3着に入った。千直は勝ち星は無いが昨年のアイビスサマーダッシュ以外の5戦は全て5着以内にまとめており、舞台適性は非常に高い。ルミエールオータムダッシュの走りから週末新潟の雨予想も良く、他が馬場状態を気にするようなら更にチャンスは大きくなる。じっくり脚を溜めて展開が向けば食い込む可能性は十分。
▲13チェイスザドリーム
これまでダートのみ使われて5勝、昨年のカペラステークスでも2着と好走。今年3走目となった前走の韋駄天ステークスは初の芝・直線競馬、52キロのマウンテンムスメがハナを奪ったが、2番手追走からゴール前で抜け出して優勝。前走は初芝でもスピードは十分だったし、2着馬との斤量比較からも完勝と言える内容。今回もスタート次第だが、無理にハナを切らなくても前走のように好位に付ければ良いだろう。ダート実績がある馬だし、渋った馬場になっても力は十分発揮出来る。
△16ディヴィナシオン、14デュアリスト、18メディーヴァル、8マイヨアポア、12ウイングレイテスト、15モズメイメイ、9グレイトゲイナー
馬券は4ジャスパークローネ中心の三連複で買いたいですね。