夏の3歳限定ダート重賞レパードステークス。今年から新たに3歳ダート三冠が開始、路線の整備が行われ、レパードステークスは優勝馬に三冠最終戦ジャパンダートクラシックの優先出走権が与えられる前哨戦の位置付けとなりました。同じくダートグレードJpnⅡに昇格した盛岡競馬場の不来方賞とともに、ここからジャパンダートクラシックへ向けて春の実績馬に割って入る馬が登場するか楽しみです。
◎1ミッキーファイト
デビュー2連勝で挑んだ前走のユニコーンステークスは勝負どころから直線にかけて進路を中々見出せない形になり、ラストは外に持ち出してそれなりに脚を使うも早めから加速を付けた上位2頭に放された3着。前走はもう少し早めに仕掛ける事が出来れば差の無い競馬が出来ていただろうし、それでも3着を確保したあたりは力を再確認させる内容。1勝クラス優勝時の走り・勝ちタイムから持った能力は高いはずで、夏を越して地力が増しているなら更に期待は持てる。初めての新潟コースは課題になるが、今回の枠順的にはスタートからある程度出して行くだろうし、スムーズに先行力を活かせれば。
○15アラレタバシル
2歳時は後の羽田盃2着、東京ダービー3着にアンモシエラにアタマ差まで詰め寄る2着、今年春はケンタッキーダービーで5着と健闘するテーオーパスワードとアタマ差2着。前走のユニコーンステークスは道中の進み具合が案外だったが、直線は内からそれなりに脚を使い6着と、落鉄もありながらを考えると悲観する内容ではなかった。ダートを使われてからは確実に脚は使えているし、休養を挟んで更に馬は成長しているだろう。脚質的にはコーナーがきつく先行有利な新潟ダートだが、この枠なら動きたい時に動けそうだし、その辺りは上手く鞍上が考えて乗ってくれれば。強敵相手に僅差の勝負をしてきた事から、このメンバーの重賞でも力は足りる。
▲7バロンドール
今年1月のブルーバードカップでは後のダートクラシック路線で上位争いするアンモシエラとタイム差無しの3着。ヒヤシンスステークスを挟んで挑んだ前走のUAEダービーは出遅れてしまい、追い込みが効きにくいメイダン競馬場、それでもラストは脚を使い6着と悪くない内容。帰国後はしっかり立て直されてゲート練習を入念に行われ、追い切りからも上々の仕上がり。左回り自体は心配無く、船橋での走りからも新潟コースにも十分適性はあるだろう。スタート次第では先行する形も取れそうで、そこは鞍上の判断・手腕に期待。
△8ソニックスター、6ハビレ、4ジーサイクロン、11ブルーサン、9ミッキークレスト、12サンライズソレイユ
馬券は1ミッキーファイト中心の三連単、三連複で買いたいですね。