明日、函館競馬場で牝馬限定の重賞競走・クイーンステークスが行われます。

1998年クイーンステークス優勝馬エアデジャヴー

父ノーザンテースト

母アイドリームドアドリーム

(Well Decorated)

鹿毛・牝馬

13戦2勝

主な成績

優勝1998年クイーンステークス(GⅢ)

2着1998年優駿牝馬・オークス(GⅠ)

2着1998年クイーンカップ(GⅢ)

主な産駒

エアシェイディ

優勝2008年アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)

エアメサイア

優勝2005年秋華賞(GⅠ)

優勝2005年ローズステークス(GⅡ)

※レース名・格付けは当時の表記です。

発走は15：35です。

真夏の牝馬限定重賞競走・クイーンステークス。

例年札幌競馬場でのGⅢクイーンステークスですが、今年は日程変更の影響で2013年以来函館競馬場で実施される事になりました。

GⅢクイーンステークスはかつて3歳(旧4歳)限定重賞競走として、GⅠエリザベス女王杯→GⅠ秋華賞各トライアル競走として主に中山競馬場で実施されてきましたが、競走体系の見直しに伴い、2000年より札幌競馬場に移行、競走条件も3歳以上に変更。

現在は秋の牝馬限定GⅠを見据えてた路線の重賞競走として定着、札幌競馬場移行後の優勝馬にはトゥザヴィクトリー、ヤマカツスズラン、アヴェンチュラ、アエロリット、ディアドラなどのGⅠ馬が名を連ねています。

今年のGⅢクイーンステークスを予想するにあたって重要なのはもちろん例年の札幌→函館への施行競馬場の変更。

速い時計が出ていた札幌とは対象的に、函館は力の要する馬場。

1800m巧者にはもちろん注目ですが、今週からBコースを使用という事で、脚質に関わらず上手くインコースを立ち回れそうな馬を狙いたいところですね。

それではクイーンステークスの予想を紹介します。

評価順で。

◎5ドナアトラエンテ

◯9テルツェット

▲3フェアリーポルカ

△12シゲルピンクダイヤ

△6マジックキャッスル

△8ウインマイティー

△10サトノセシル

△1クラヴァシュドール

本命はドナアトラエンテ。

GⅠ7勝の名牝ジェンティルドンナの全妹で、牝馬三冠戦線などには間に合わなかったが、堅実な走りを続けて今年の1月にオープン入り。

重賞初挑戦になったGⅢ中山牝馬ステークスは1番人気に支持されるも馬場に脚を取られて9着敗退も、再び1番人気に推された前走のGⅢ福島牝馬ステークスは抜群の手応えながら直線で少し溜め過ぎた感じはあったがハナ差2着と、改めて重賞級の力を示した。

GⅢ中山牝馬ステークスのような極端な道悪になれば不安はあるが、準オープン戦を重馬場で勝っているように力の要る馬場を全くこなせない訳では無い。

キャリア11戦中全て芝1800mで走り、通算(4・5・1・1)、大きく敗れたのは前記のGⅢ中山牝馬ステークスのみで、この距離に絶対的な自信がある馬。

鞍上川田将雅騎手はJRA全10場重賞制覇にリーチが掛かっている事もあるが、ドナアトラエンテにとっても偉大な姉に一歩近付く為にも初タイトル奪取に勝負度合いは非常に高いだろう。

対抗はテルツェット。

デビューから大事にレースを使われ、昨年夏から一気に4連勝で重賞タイトルを手にしたテルツェット。

3番人気に支持されたGⅠヴィクトリアマイルはパドックからのイレ込みが影響、スタートで立ち遅れて14着に大敗。

前走大敗も上がりを見ればそれなりの脚を使っているし、着順ほど悲観する内容ではなく、大きく相手関係が軽くなる今回は当然見直しが必要になってくる。

1800mはデビュー戦で1着、2000mでも3着があるように距離に対する懸念は全く無いし、むしろ更に良さが出る可能性もありそう。

終いはしっかり自分の脚を使ってくるし、鞍上的に人気はするが、ここは手堅く走って来そうな感じ。

重賞2勝馬フェアリーポルカは近2走ダートを使われて連続4着。

函館コースは初になるが、時計の掛かる馬場は合っている馬で、1800mの距離もベスト。

好枠から上手く立ち回れば、人気も手頃で面白い存在。

馬券はドナアトラエンテ中心の三連単で買いたいですね。

グレイテスト・ヒッツ(SHM-CD)

Amazon（アマゾン）

858〜3,142円

2021クイーンステークス(GⅢ)予想