ではでは、方言教室う~
「かしわ、1キロ下さい。」
「かしわ」? 「柏」? 「もち」?
うんにゃ。「かしわ」は「肉屋さん」にあります。
「鶏肉」のこと。
「折尾のかしわ飯」は有名。美味い。
折尾は北九州市八幡西区の町名、折尾駅の駅弁で、東筑軒が今でも木製折箱の駅弁を
ホームで昔ながらの立ち売りをしている。
Yahooドームでも売られているので、見かけたら、一度ご賞味あれ。


「こまい」は、小さい・小規模・心が狭い・度胸がないなど

否定的な意味を含んだ言葉。
双璧にあるのが「こもない」「こもねぇ」である。
何事につけてもスケールがでかいことを表す。
「こまい」を「ない」で完全否定している。単独でも使える。
「千賀のフォーク、生で見た。こもねぇ!」みたいな。


A子 「なん、はらかいちょん」

 (決して訪ねていない。むしろ上から物申している)
B男 「あんな言い方されたら、はがいいやろ。そうは、思わん?」
A子 「おらばんで」


「はらかく」は、怒る・むくれる・はぶてるの強い状況。
「はがいい」は、「歯が良い」のではなく、「はがゆい」のです。
「おらぶ」は、叫ぶで、この場合は興奮していささか声が大きくなったのだろう。
非常より大きい声も「おらぶ」である。
難聴の老人だと思って、大きな声で話していると、

「おらばんでん、聞こえちょる」とたしなめられることがある。


「うたちい、なんしよん」
「汚い」「何をしているんだい」と言う意味。
「あのやり方は、うたちい」などとも使う。ニュアンス、だいたい解る?

状況だけでなく、やり方が汚い・ずるい場合も使う。


A男 「あのやり方は、うたちかったなぁ」
B男 「グラグラする」
「グラグラする」は、腹が立つことを表す。「グラグラこく」も類似語。


「ガラスにひっついとうの、なん?」
「ただの、カベチョロやん」
「ひっつく」は「ピッタリくっついている様子」なのだが、これって方言?
「カベチョロ」は、トカゲの類。僕らの地方では、「カナヘビ」を指すんだが、
地方によってはイモリなどもカベチョロと呼ぶ。


最後は、「さん、のー、がー、はい」
何かをする時には、こう言ってタイミングを合わせる。
「1、2、3、はい」や「せーの」みたいなかけ言葉かな。
ちなみに「ジャンケン」は、「ジャイケン」と言うし
かけ声は、「ジャイケン、シー」「アイコで、シー」である。


以上、第3弾でした~。