ファースト・サークル
- パット・メセニー・グループ, パット・メセニー, ライル・メイズ, スティーブ・ロドビー, ポール・ワーティコ
- ファースト・サークル
1曲目に収録されているマーチ風の音楽を聴いた時には、頭を抱えて「…やっちまった。2千円損した」と
思ったものである。それくらい出だしはビビる。
しかし2曲目はガラリと変わってスピード感溢れる曲になる。何と表現したらいいのか解らないが
スピード感はあるけどロックじゃなくて、かなり爽やかな感じ。
3曲目はタイトルでもある「ファースト・サークル」という曲。
いきなり手拍子で始まるもんだから「何が始まるんだ!?」と戸惑うかもしれないが
この曲は物凄くメロディが易しくて、そして壮大なスケール(俺はそう感じる)な曲です。
ペドロ・アズナーという物凄く綺麗な声のボーカルがメロディを歌い上げ、ライル・メイズ(鍵盤)が
繊細で綺麗なソロを聴かせてくれ、クライマックスへ向かってテンションが高くなっていく…
まぁ、本当に良い曲ですわ。
評判は聞いた事があるけど、一度も聞いた事がないという人は騙されたと思って
一度聴いたってみたってちょ。
俺は、この曲を初めて聴いたのはライブだったりするんですけど、一発で気に入りました(^^)ゞ
4曲目はメセニーがナイロン弦のアコギで易しく聴かせてくれるバラード。
とても優しい空気が伝わってくるかのような、落着いた曲です。
5曲目では前半の4曲とは違ったテンションの曲になる。
縦ノリのリズムで、ちょこっとハジけたメセニーのプレイが堪能できる。
ただギターに特に興味があるわけではないという人からすると「はっ?」的なプレーである。
6曲目は、ゆったりとした落着いたテンポの曲。
口笛とも思えるような音色に、幻想的な効果音がほどよく絡んだ落着いた出だしから始まり
そこにメセニーのギターシンセがのっかって進行していくという感じだ。
後半辺りのライルのプレイも繊細な空気が伝わってきてすごくイイ
7曲目はライル・メイズの曲と言ってもいいだろうと思う。
ライルの鍵盤にアズナーの声が優しく響く、本当に繊細な曲だ。
仕事や学校などで疲れを感じて、ちょっと思いふけっている時に最高のBGMだと思う。
”癒し系”と言われるようなCDに入っているを聴くよりも、この曲を聴く方がよっぽどか”癒される”
ラストの8曲目は「賛美」というタイトルに相応しい明るい前向きな曲。
今までの7曲を聴きとおした後に、この曲を聴くと「明日も頑張るか!」という気持ちになれるw
「パット・メセニー・グループ」はアルバムによって曲調というか方向性が全然違うので
初めて聴くと言うのなら、やっぱりこのアルバムがお勧めである。
- パット・メセニー・グループ, パット・メセニー, ライル・メイズ, スティーブ・ロドビー, ポール・ワーティコ
- ファースト・サークル
ロマンテック・ウオーリア
- アーティスト: Chick Corea & Return To Forever
- タイトル: Romantic Warrior
…このCDをジャケ買いする様な奇特な人間はそうそうはいないだろう。
俺なら間違いなく買わない。なぜなら「浪漫の騎士」という、いささか考えさせられるタイトルに
”そのまんま”の絵ときたもんだ。これが避けられずにいられますかってんだ。さらに裏面には
左から、”絵に描いたような長身アフロ” と ”もじゃもじゃヘアの厳ついメガネザル”と
”7:3どころか8:2の領域に達している分け具合のメガネ” と ”どこか田舎の州から
やって来た様な牧場主”と個性豊かな4人組が怪しさを一層と醸しだしている。
しかし!!収録されている曲は評判通りイイ!のである。
収録曲は6曲。1・3・6曲目がチック・コリアの作曲で、2曲目がレニー・ホワイト、
4曲目がアル・ディメオラ、5曲目がスタンリー・クラークの作曲となっている。
なんで、わざわざ分けたかと言うと、このCDはチックの1・3・6曲目ために買うCDだと思うからだ。
残りの3人の曲が駄目駄目だと言うわけじゃなくて、チックの曲が際立って格好良いのである。
1曲目はチックのテンポ良いピアノから始まり、レニーのドラムと共にみんなが加わる。
非常にスピード感があって、格好良いノリの曲だ。
3曲目はこのCDのタイトルにもなっている通りハイライトとなる曲。
幻想的な出だしから始まり、テーマを演奏した後、スタンリー、ディメオラ、チックという順番で
演奏されていく。
この曲でディメオラはアコースティックギターを弾いているが、何だろう…
ディメオラが演奏している時、バックの演奏に尻を叩かれている印象を受ける。
例えるなら、GT-Rに乗っている初心者が後ろにいる走り屋に煽られている感じだ。
そして、その走り屋?のチックに演奏が変わった時から流れは急変して一気にハイテンションに
なる。
この時のノリがたまらなくイイ!!めちゃめちゃノレている。むしろ、この1曲のためにCDを購入
してもいいくらいだ!!って思うけど、言い過ぎかな(^^;
最後はテーマを弾いてから静かに終わっていく。
レニー作曲の2曲目は、やっぱりリズムというかノリ重視というか、そんな印象を受ける。
曲の展開自体はあまり面白く感じない。でもディメオラのエレキプレーが堪能できるよ!
4曲目はディメオラ作曲のディメオラワールド。メイジャー調の明るい音並びで、お得意のミュート演奏が
聴ける。
5曲目はスタンリーが遊ぶための曲って印象を受ける。
曲全体に節操が感じられないし…うん、スタンリーが遊ぶための曲。そういうことで!
全体的にややクセのあるけど評判を見ると凄く良いCDなので、一度ご試聴アレ♪
- アーティスト: Chick Corea & Return To Forever
- タイトル: Romantic Warrior
ソー・ホワット?
- アーティスト: Miles Davis
- タイトル: Kind of Blue
- CDショップに「名盤」というコーナーがあれば、必ずと言っていいほど置いてあるであろう
- このCD。何でも「モード演奏」という事で有名らしいです。
- 自分は詳しいことは解らないので、その辺りの説明は出来ないけど普通に聴く分にしても
- 十分に良いCDだと思いますよ。
- もし、あなたが「JAZZって”ちゃんと”聴いた事が無いんだよね。」という状態であれば
- このCDには”ソレ”が詰まっていると思うので、一度、聴いてみてはどうでしょうか?
- トランペット、サックス、ピアノ、ウッドベース、ドラムと”いかにも”な編成で入門編としても
- 最適だと思うし。
- 収録曲は(別テイクを除けば)5曲。
- 中でも3曲目の「ブルー・イン・グリーン」は本当に繊細なバラードだと思います。
- ビル・エヴァンスのピアノから始まり、マイルスの繊細なトランペットが入ってきて展開していくんだけど
- 本当に”しみる”曲です。
- 俺はセンチメンタルな気分な時には、よくコレを聴きますよ(^^)ゞ
- 1曲目に収録されている「ソー・ホワット」と4曲目の「オール・ブルース」は色んなミュージシャンに
- よく演奏されているスタンダードな曲みたいです。
- ちなみに「ソー・ホワット」(だから、どうした?の意)というのは、マイルスの口癖だったみたいですよ。
- 何か宣伝っぽくなったけど、この文章の対照がJAZZ初心者(自分もそうだけど(^^;)なので
- 大目にみてやってください。JAZZを聞き込んでいる人なら、まず持っている1枚ですからね。
- ではでは。
- アーティスト: Miles Davis
- タイトル: Kind of Blue
金曜日の熱い夜!!
第一回目は「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」をご紹介。
タイトル: フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
一言で言えば熱いライブだ。とは言っても、ギターリストが3人集まってバリバリと
弾きまくるという内容だから、聴く方もギターをかじってるヤツになるよね。
もし、ギターが好きという訳でもないヤツが聴いたら「はっ?」みたいな感じになると思う。
で、とりあえずCDの内容なんだけど、5曲が収録されている内、最後の1曲がスタジオ録音。
1曲の「地中海の舞踏」は、その世界ではかなり有名だと思う(このCDの代名詞と言っていいかも)
今、40~50代というギターおじさんに、この名前を聞かせると懐かしい目をしながら
熱く語ってくれる事必至だろう。
アルディメオラとパコデルシアのデュオ演奏なんだけど、テーマの部分が格好良いんだよね。
で、テーマを弾き終えたらアル→パコの順で演奏して、そこからはアドリブ合戦。
そして10分にも及ぶ演奏をして、終盤ではハイテンションのままクライマックスへ。
そして演奏終了と共に拍手喝さい!!
初めて聴いたときは「なんじゃこりゃ~!!」って優作ばりに興奮した覚えがあるよ(^^;
2曲目はアルディメオラとジョン・マクラフリンのデュオ演奏。
この二人って演奏の価値観が外れてる感じがするんだよね。ディメオラさんは演奏を通して
自分の中のイメージを創り上げていくみたいだけど、マクラフリンさんは”そこに創り上げていく”みたいな…。
意味分からんね(^^; まぁ、いいや。とにかく自分の中では削除してもいい1曲だと思う。
3曲目はパコデルシアとジョンマクラフリンのデュオ演奏。
ディメオラさんとマクラフリンさんとは違って、この2人の相性は物凄く良いみたい。
と言うか、マクラフリンって懐の広いミュージシャンだと思うんだよね。本当にいろんなジャンルの
音楽をやってるし。だからパコに対しても「さぁ、飛び込んで来い!!」みたいな姿勢で(略
個人的には、このCDの中で一番良い演奏だと思う。
4曲目で、ようやっとトリオの演奏。
「幻想組曲」というタイトルにもあるように、3つの性格に解れた曲になっている。
最初に明るくスタートして、次第に暗くなり、最後に大盛り上がりという感じで進行するんだけど
この大盛り上がりの部分がすごく(・∀・)イイ♪
一人づつメロディだけで進行させちゃったりして、いかにもなライブ盛り上がりが堪能できるよ。
まぁ、この感動は実際に聴いて味わってちょうだい。
5曲目はスタジオ録音のトリオ演奏。
最初のアルペジオがすごく格好良いね。
タイトル: フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
ずいぶん長文になっちゃったけど、この感動がちょっとでも伝われば幸いです。
まぁ、ぼちぼちと更新していきたいなと思っているので宜しくお願いします。
