ガラパゴス | 晴耕雨邪図(せいこううJAZZ)

晴耕雨邪図(せいこううJAZZ)

早期セミリタイアを満喫すべく千葉県外房の某所に移住しJAZZレコードと自家焙煎珈琲に興じる日々

今回はトーンアームのお話。

我がオーディオ歴で3番目に付き合い長いアームはコレ。
※3番目と言っても17年くらいの付き合い、実使用は一番長いかな
Fairchildの225(だったか220)付けたシェルで長らく使用。ちなみにもう一個専用シェル残存している。


と、その前に、SME社は僕のオーディオ遍歴の一番最初にシリーズⅤ(っていきなり最高値w)、3009、3010(だったか3009R、ショートの方)、そして現在のSeriesⅢSに収まった(このアームは20年数年来の付き合いで残存では一番長いな。と、決してメインにはなれなかったけどSMEでは私的に最高!ちなみにこのアームはオイルダンプOptionしないのが最強!)。

多感な20代前半でジャズ喫茶BASIE詣した人なら100%と言っても間違いない、3009とSHUREのType3でのJAZZ再生。ダイナミックオーディオ勤務時代の先輩のI氏が「もうレコード再生機器無いからあげる」とお譲りいただいたのがType3の初代。(その後予備に3個、スタイラスもオリジナルのE、HE、MR、JICOと持ってたけど現在はSeriesⅢSに付けてる1個とHEとJICOのBASIEモデルのみ)

3010(だったか3009R、ショートの方)は当時OrtofonのSPU-GE再生の為に買ったけど音に納得出来なくて即売却、SMEとOrtofon針は絶対的に相性悪い。
BASIEマンセーで買った3009+TypeⅢもそこまでじゃなく売却、あのトータルサウンドはBASIEだから成せる技。
そして過去投稿にもあるシリーズⅤも、90年代に当時トーンアームの最高値の330,000円のサウンド感を感じ得ず、装着していたROKSANのXERXERSと共に17年位前に売却。。

音は何変えても変わるから環境次第。それ以降の言及は今後の投稿で。。

さてさて本題だが(←って本題まで長過ぎw)、このESLのショートアームはORTOFONの米OEMなのだが、ORTOFONの309系のシンプルな外観と違った武骨なインターフェースに魅了されて過去3本所持。
そのうち2本売却して今は1本しか無いけど、未だに愛用している1本である。

ジャイロバランスと言われているけどバネ圧を横からかけるからジャイロであって、仕組みはORTOFONの309と同じダイナミックバランス。
他に当時試したアームのSAECやMICROやSME多群(A.クラフトは黒くて素材わかんないので無言及)などの硬質な材質とは違い、ペナペナの銀色のくすんだアルミ素材で出来ていて、実はこれが実家のリスニングルームでは一番ナイスサウンドだった!!

SMEだったり数種はIFCテグスぶら下げでママ可愛いもんだけど、オーディオマニアと呼ばれる難解な輩が好むように(笑)、SeriesⅤのダイヤル式IFCとかプレーヤーもオートリフターとか余計な機能がゴチャゴチャ付いてるのは実際音の阻害以外の何物でもない。余計な部品付けて高値で売る業界特有の付加価値販売システムズなだけ。

「トーンアームは簡易イズBEST」
正直IFCは無用の長物。余計な物付いてない簡素なヤジロベエSYSTEMSがBEST。
(って書いたら絶対「自称オーディオマニア」の反感必至ww)

・・バランスに関してダイナミックバランス&スタティックバランスあるけど、針に強引に圧かけるダイナミックが色付けあるのに対して、地球のGで圧かけるスタティックがカートリッジ自身の音を再現するのは当たり前、と言うか理論上では至極。

ペナペナ素材でスタティック、ヤジロベエでIFC簡易(僕は付けてなかった)アームで僕の経験上、理想像且つ音良かったのはFR-54。
※FRは54、64、64Sを経験

が、54、致命的欠点として意匠性が完全ナッシングで超ダセーorz 所持したくない程(と、故:池田さんゴメンナサイ、顔見知りなのでゆるしてm(__)m)
まぁ「オーディオ機器は見た目じゃない!」と言うオーディオ道の追求に全精力を傾ける方には絶対的にリコメンド出来る銘記と言えますが。。

で新居移住後に同様のスタティックで同条件且つ意匠性あるブツ試したのがコレ

ESLアームも同様だが、バラ出し線をこの様に端末処理が僕の通例。
コレにORTOFONのCG25D-i付けて聴いたけど、キャプテン翼の石崎くんよろしく「ガッツが足りない。。」

ORTOFONはギリシャ語の造語で「正直な音」なのだが、スタティック再生は真に「正直な音」過ぎてつまらない。
バネ圧ダイナミックのギラッとした聴感と比して、正直USA製のカートリッジとは違う欧州デンマーク製はやはりチョイ品行方正なのがメリケンJAZZレコメインの僕には合わないのかな。
同社のRMG系のアームが全てダイナミックバランスなのも、もしかするとそこで調整とってるのかもしれないな(現住居ではRMG-309に米国産Fairchild 225A付けてるので断言できないが、、)。

・・話は戻ってESLアームだが(またか笑)、シェルとの接合点が十字で上向きスリット、諸般の理由からEMTにOEM変わってからORTOFON社のユニバーサルは十字で下向きスリットになった故、ESLのアームはガラケー同様の陸の孤島となってしまった( ノД`)

昨今の相場でも不人気故に安値で売られているトーンアーム。下手すりゃ専用ヘッドシェルの方が高いという現状(笑)
まぁオーディオに関して「スペックは何も語りません」、「販売価格は何も語りません」、「自分の聴感のみが全てを語ります」が信条の僕がお勧めするアームなので、機会があれば是非!