今日は地元の盆踊り。
14日の盆踊りは、町の漁港近くにある広場に
今年、亡くなった人たちの遺影を並べ線香が置いてある。
亡くなった人たちを供養するためにみんなで踊るという、
盆踊り本来の意味を今もまだ受け継いでいる。
踊るとみんなにお礼の意味をこめて、亡くなった方の遺族から
お酒やジュースが振舞われる。
みんなで飲んで踊って唄って、お盆に帰ってこられた仏様を供養する。
大昔は、亡くなった人の家の前で踊っては、
どんどん移動していたらしい。
あたしが小さい頃は、13、14、15日と地区を変えて
その地区ごとで亡くなった人のために踊っていた。
でも、今は、踊り子さんが少なくなってきて、
分散するととても寂しくなるので、
14日にまとめて踊るようになった。
たぶん、あたしの音楽の原点ともいえるこの盆踊り。
仮装をした父や伯父についていって、浴衣を着て
夏に集合するいとこ達と踊るのが、
本当に本当に楽しみな夏の恒例行事だった。
たいこのリズムに合わせて、みんなが踊り、
そのリズムに合わせて、唄を唄う人がいて、
その唄に合わせて、合いの手の言葉をみんなでかける。
♪ヤサホー 立てば芍薬 座れば牡丹よ ねーさま
(あー どーじゃい どーじゃい)
歩く姿は ヤーレーノー エーッサ 百合の花~♪
♪ヤサホー お前百まで わしゃ九十九までよ ねーさま
(あー それから どーしたい)
共に白髪の ヤーレーノー エーッサ生えるまで~♪
こんな感じで、単調な太鼓のリズムに合わせて唄う。
昔から、この町に受け継がれた唄を唄う人もいるし、
このリズムに合えば、勝手に自分で創作する人もいる。
合いの手(あー どーじゃい どーじゃい)は、
踊っているみんなで大合唱する。
何が楽しいかっていうと、
自分が唄うと、みんなが「どーしたい!どーしたい!」と
合いの手をいれてくれるところっっっ
たぶん、これは、あたしの今のライブのスタイルに
かなり影響していると思われる(笑)
コール&レスポンスであーる。
小学生の頃、ひたすら大人たちが唄う歌に合わせて
踊っていたのだけれど、そのうち、みんなの合いの手に
ちょっとまじって合いの手をいれるようになり。
唄ってみたかったけれど、その勇気がなく、
せいぜい、合いの手をいれるくらい。
高校生か大学生になった頃、意を決して初めて歌を唄ってみようと決心。
めちゃくちゃ緊張して、緊張して。
(@Д@;
最初はなかなかうたいだせず、今まで何十年と聞き覚えた唄を
心の中で何回もリピートしていて。
「唄うぞ!」
と思っても、大人のおっちゃんたちが、我先にって唄うので
なかなか唄いだせずに意気消沈。
(唄を唄うのはだいたいが男の人たち。)
でも、少し歌が途切れたときに、
「よしっ!!!」
清水の舞台から飛び込むつもりで、無我夢中で唄うと....
まだ十代のおなごが声を張り上げて唄う姿に踊っている人たちが一同びっくり。
合いの手では、輪の中で踊っていたおっちゃん達の声が
ひとつになって
「どーしたい!どーしたい!」大合唱!
唄いきった後は、「えーぞー えーぞー」の大賛辞☆
その時の、なんともいわれぬ爽快感。
胸の鼓動が鳴りやまないとは、このことか!!!
何?これ?
気持ちよすぎる・・・・
それから、盆踊りで唄うことが、快感になったのであーる。(笑)
この盆踊りは、老若男女、みんなで踊る。
お盆にしか合わない人もいる。
でも、みんなで笑って踊る。
みんなで声を掛け合う。
知らない人同士も、みんなで踊る。
今年亡くなった人のために、みんなで踊ろう!
今年の盆は、盛り上げよう!
この盆踊りを絶やすことなく、受け継ごう!
そういう想いをみんな持っているし、
そんな気持ちが、あたしは大好き。
同じリズム、同じメロディーに言葉をのせるという点なんか、
めちゃくちゃ、ブルースやと思う。
真っ黒に肌の焼けた漁師のおじちゃんとか、
孤高のブルースマンやと思う・・・(笑)
踊りも唄も、
受け継がれてゆく。
誰が教えたわけでもなく、
小さい頃から、見よう見まねの踊りに太鼓。
聞き覚えの歌。
幼い頃、親や大人と踊った踊りを
大人になって、自分の子どもに伝えてゆく。
そして、その子どもがやがて大きくなり、
また自分の子どもに伝える。
そうやって、受け継がれてゆくことは、
素敵なことやなぁと思う。
なんか、えーなー。
大事にしたいなぁとしみじみ感じる。
近所の小学校低学年の子どもが、今年亡くなった、
自分のおばあちゃんの為に
最初から、モクモクと一人で踊っていた。
「○○ちゃん、おじちゃんが唄ったとき、
間に"どーしたい どーしたい"って、
おねーちゃんと一緒に言ってみようよっ」
普段おとなしい女の子だけど、
「うん。」
最初は、小さな声で合いの手をいれてけれど、
「いーねー!いーねー!次も一緒に言おう!」
そういって、何度も合いの手を一緒にいれていたら、
盆踊りが終わる頃には、かなり大きな声で
一緒に合いの手をいれていた。
「来年は、一緒に唄を唄おうねー☆」
そういうと、
「うん(*^▽^*)」
いい笑顔だったぁ。
おばあちゃんの為に一生懸命踊り、
一生懸命合いの手をいれる彼女に、
なんだか、じーんとしてしまったなぁ。
来年も、一緒に踊れるといいなぁ☆
あ。
ちなみに、うちの姪っ子さん。
今日は太鼓に合わせて、
独自の盆踊りを開発されていました・・・(笑)
![$Jazz&Blues Singer *Ai BLOG*](https://stat.ameba.jp/user_images/20100815/01/jazz-blues/9a/73/j/t02200165_0640048010694015285.jpg?caw=800)
ヒップホップ系な盆踊りでした・・・。
やっぱり、この人。
末おそろしい~
(((( ;°Д°))))
かしこ~。
14日の盆踊りは、町の漁港近くにある広場に
今年、亡くなった人たちの遺影を並べ線香が置いてある。
亡くなった人たちを供養するためにみんなで踊るという、
盆踊り本来の意味を今もまだ受け継いでいる。
踊るとみんなにお礼の意味をこめて、亡くなった方の遺族から
お酒やジュースが振舞われる。
みんなで飲んで踊って唄って、お盆に帰ってこられた仏様を供養する。
大昔は、亡くなった人の家の前で踊っては、
どんどん移動していたらしい。
あたしが小さい頃は、13、14、15日と地区を変えて
その地区ごとで亡くなった人のために踊っていた。
でも、今は、踊り子さんが少なくなってきて、
分散するととても寂しくなるので、
14日にまとめて踊るようになった。
たぶん、あたしの音楽の原点ともいえるこの盆踊り。
仮装をした父や伯父についていって、浴衣を着て
夏に集合するいとこ達と踊るのが、
本当に本当に楽しみな夏の恒例行事だった。
たいこのリズムに合わせて、みんなが踊り、
そのリズムに合わせて、唄を唄う人がいて、
その唄に合わせて、合いの手の言葉をみんなでかける。
♪ヤサホー 立てば芍薬 座れば牡丹よ ねーさま
(あー どーじゃい どーじゃい)
歩く姿は ヤーレーノー エーッサ 百合の花~♪
♪ヤサホー お前百まで わしゃ九十九までよ ねーさま
(あー それから どーしたい)
共に白髪の ヤーレーノー エーッサ生えるまで~♪
こんな感じで、単調な太鼓のリズムに合わせて唄う。
昔から、この町に受け継がれた唄を唄う人もいるし、
このリズムに合えば、勝手に自分で創作する人もいる。
合いの手(あー どーじゃい どーじゃい)は、
踊っているみんなで大合唱する。
何が楽しいかっていうと、
自分が唄うと、みんなが「どーしたい!どーしたい!」と
合いの手をいれてくれるところっっっ
たぶん、これは、あたしの今のライブのスタイルに
かなり影響していると思われる(笑)
コール&レスポンスであーる。
小学生の頃、ひたすら大人たちが唄う歌に合わせて
踊っていたのだけれど、そのうち、みんなの合いの手に
ちょっとまじって合いの手をいれるようになり。
唄ってみたかったけれど、その勇気がなく、
せいぜい、合いの手をいれるくらい。
高校生か大学生になった頃、意を決して初めて歌を唄ってみようと決心。
めちゃくちゃ緊張して、緊張して。
(@Д@;
最初はなかなかうたいだせず、今まで何十年と聞き覚えた唄を
心の中で何回もリピートしていて。
「唄うぞ!」
と思っても、大人のおっちゃんたちが、我先にって唄うので
なかなか唄いだせずに意気消沈。
(唄を唄うのはだいたいが男の人たち。)
でも、少し歌が途切れたときに、
「よしっ!!!」
清水の舞台から飛び込むつもりで、無我夢中で唄うと....
まだ十代のおなごが声を張り上げて唄う姿に踊っている人たちが一同びっくり。
合いの手では、輪の中で踊っていたおっちゃん達の声が
ひとつになって
「どーしたい!どーしたい!」大合唱!
唄いきった後は、「えーぞー えーぞー」の大賛辞☆
その時の、なんともいわれぬ爽快感。
胸の鼓動が鳴りやまないとは、このことか!!!
何?これ?
気持ちよすぎる・・・・
それから、盆踊りで唄うことが、快感になったのであーる。(笑)
この盆踊りは、老若男女、みんなで踊る。
お盆にしか合わない人もいる。
でも、みんなで笑って踊る。
みんなで声を掛け合う。
知らない人同士も、みんなで踊る。
今年亡くなった人のために、みんなで踊ろう!
今年の盆は、盛り上げよう!
この盆踊りを絶やすことなく、受け継ごう!
そういう想いをみんな持っているし、
そんな気持ちが、あたしは大好き。
同じリズム、同じメロディーに言葉をのせるという点なんか、
めちゃくちゃ、ブルースやと思う。
真っ黒に肌の焼けた漁師のおじちゃんとか、
孤高のブルースマンやと思う・・・(笑)
踊りも唄も、
受け継がれてゆく。
誰が教えたわけでもなく、
小さい頃から、見よう見まねの踊りに太鼓。
聞き覚えの歌。
幼い頃、親や大人と踊った踊りを
大人になって、自分の子どもに伝えてゆく。
そして、その子どもがやがて大きくなり、
また自分の子どもに伝える。
そうやって、受け継がれてゆくことは、
素敵なことやなぁと思う。
なんか、えーなー。
大事にしたいなぁとしみじみ感じる。
近所の小学校低学年の子どもが、今年亡くなった、
自分のおばあちゃんの為に
最初から、モクモクと一人で踊っていた。
「○○ちゃん、おじちゃんが唄ったとき、
間に"どーしたい どーしたい"って、
おねーちゃんと一緒に言ってみようよっ」
普段おとなしい女の子だけど、
「うん。」
最初は、小さな声で合いの手をいれてけれど、
「いーねー!いーねー!次も一緒に言おう!」
そういって、何度も合いの手を一緒にいれていたら、
盆踊りが終わる頃には、かなり大きな声で
一緒に合いの手をいれていた。
「来年は、一緒に唄を唄おうねー☆」
そういうと、
「うん(*^▽^*)」
いい笑顔だったぁ。
おばあちゃんの為に一生懸命踊り、
一生懸命合いの手をいれる彼女に、
なんだか、じーんとしてしまったなぁ。
来年も、一緒に踊れるといいなぁ☆
あ。
ちなみに、うちの姪っ子さん。
今日は太鼓に合わせて、
独自の盆踊りを開発されていました・・・(笑)
![$Jazz&Blues Singer *Ai BLOG*](https://stat.ameba.jp/user_images/20100815/01/jazz-blues/9a/73/j/t02200165_0640048010694015285.jpg?caw=800)
ヒップホップ系な盆踊りでした・・・。
やっぱり、この人。
末おそろしい~
(((( ;°Д°))))
かしこ~。