大腸内視鏡検査を受けてきた。



3週間以上も下痢・軟便が続いていたので病院に行ったら
「それはあらゆる病気の兆候です」と言われて、
ここ数年ですっかり気が小さくなった僕はビビりまくり。


結婚したばっかなのに。
仕事もこれからバリバリやんなきゃなのに。
お袋より先に死ぬなんて親不孝すぎる。


ガン告知どころか、アーリマンの死の宣告を食らった気分だった。

「短い間だったけど有難うな」
「これが最後の手料理になるのかもな」
とか冗談(半分本気)で言ってたら奥さんが涙目になった。

嫁「検査終わってもそんなこと言ってたらキレるよ」


正直、自分のビビりように自分でも腹が立った。
昔は多少のことでは動じない性格だったのに、
鬱病に罹ってから非常に予期不安が強くなったのだ。

喉の引っ掛かりとか眩暈といったちょっとした症状でガンを疑い、
さんざんドクターショッピングを繰り返した。
ここ数年の間に何回病院に行ったかわからないぐらい。
おかげで毎年健康診断を受ける必要が無かった。



というわけで今回もドキドキしながら検査に臨んだのだが、
助手の女性はハリセンボンの太った方に似ていて少し和んだ。

検査技師はわりかし可愛い30手前ぐらいの女性で愛想も良く、
あれこれ腸の内部を解説しつつ手際よく検査してくれた。
(以前同じ検査を別の病院で受けた時はメチャクチャ痛かった)

ケツから管を突っ込まれた状態でも羞恥心を感じない僕。
過去に尿管結石腸炎を患った経験が生きていた。
どこを見られても恥ずかしくない。見たくもないだろうけど。


「キレイな腸ですよ。ポリーブなんかは見当たりませんね」きらきら


それはまさしく天使天使の声だった。
なんて素敵な響き。もう一回言って!とは頼まなかったけど。
少なくとも医師の診断を待たずに僕はハッピーになった。


ただ、腸に注入した空気が全然抜けなくて、
あまりの腹痛に2時間近く悶え苦しんだ。
医師の診察を受けてる間も汗ダラダラで、
「大丈夫ですか?トイレ行きますか?」と心配された。


ファンファーレのようにオナラプーTpが鳴り響いたのは
帰宅して暫く時間が経ってからだった。
これがまためっちゃ気持ちいい。プースカプー。
シュルシュルシュルと自分が縮んでいくようだった。



そんなわけで健康であることの有難さを再確認しましたとさ。
医療機関に携わるすべての人々にも感謝感謝(-人-)